満員電車を『普通』って言えた時点でその人は『普通ではない』のじゃないかな

rp_20151230203901.jpg

以前友人と呑みながら話していたときのこと、僕らは日本を変えなくちゃいけない、ってな趣向の話をしました。
「お前らになにができるんだよ」と嘲笑されるかもしれないけど、不満を抱えながらも動こうとしないよりはいいだろうって考えです。

日本がどうやったらよくなるかを話している中で、日本の問題点を挙げる流れがありました。

  • 「少子高齢化」
  • 「国が借金まみれ」
  • 「若者が他人に無関心」

などが挙がり、意見をぶつけつつ話をしていたのですが、僕が挙げたある問題点は賛同がもらえずノーリアクションならまだしも、苦笑いで次の話題に移されるという扱いを受けました。

満員電車に乗るのが嫌なんだ

流されちゃってその時話せなかったことをここに綴ります。

満員電車は『普通』じゃないよ

f:id:islog:20151230203909j:plain

問題点という意味においては多少ずれているかもしれないけれど、満員電車は日本の膿んだ部分の象徴のひとつだと思うんですよ。
付け加えると、満員電車自体も問題視しているけれども、通勤時の人々の行動や意識にその問題の根源があるのだと感じます。

だから、単純に電車の本数を増やして捌けるようにすれば良いというわけではないはず。

利用する人が満員電車を問題視して、満員電車を『求めない』ようにしないときっと無くならないんだろう。難しいね。

満員電車って不愉快ですよね?

f:id:islog:20151230203918j:plain

実際みなさんどう思ってるんでしょ。

僕は満員電車が不愉快です。だから避けてる。

皆同じく不愉快だと思っていると僕は感じてます。
だって、皆ムスッとしてるし、押されると睨むし、眉間にしわ寄せながら目を閉じている人もいるし。

押されるとわかってて睨んでるんだよね?
目開けててもしんどいから目を閉じてるんじゃないの?

では何故、不愉快極まりないはずの満員電車に、毎日同じ時間に乗らなくてはならないのかな。

  • 「仕事に行かなければならないんだからしようがない」
  • 「つらくても耐え凌いで頑張ってるんだ」

などの声が聞こえてきそうですね。

そう。確かにそれがこの国の常識

結局、みんな満員電車を求めてるんじゃないかな。

f:id:islog:20151230203929j:plain

つらい・暑い・臭いと牛丼屋みたいなキャッチコピーが浮かぶ満員電車ですが、乗客の意識からはその中に身を置くことでの連帯感が感じられちゃうんですよね。

この国では大多数がやっていることが正しいと判断されるので、苦しくても皆がやっていることが正義であり、その列に並ぶことで「頑張ってる人」って称号がもらえるようになってます。
その称号が貯まれば、ダーマ神殿に行かなくても『苦しくても頑張ってるサラリーマン』になれちゃいます。

これで無事この社会の仲間入りできる。やった。怖くない。
レベルがあがっても能力はあがらないけど、同じジョブの人たちから「共感」してもらえるんだよ。

  • 毎日大変だね、って言ってもらえるんだ
  • 遅いやつは押されて当然!
  • 改札で引っかかったやつには舌打ちを

いろんな魔法が使えるようになる。

扉が開いたときに押されて倒れた女性。

その「ひと」の背中を踏みつけながら歩いていくサラリーマンとその横をすり抜けていく人たち。
その種の共通意識で通じてる、『仲間』たち。

叫んでいる女性のもとに向かおうとした僕なんかは彼らの魔法で簡単に吹っ飛ばされました。
急いでるのに邪魔するなって睨まれました。ほんとすみません。

皆急いでるんだもんね。しようがないよね。人を踏んででも会社に行きたい行かなくちゃならないんだよね。

そんなふうに堂々と振舞える満員電車を、彼らは求めてるんだ。

まとめ

思うんですよ。

満員電車を『普通』って言えたら、その人もう『普通じゃない』んじゃないかって。
どうだろ。

最後にもうひとつ。

電車って本来もっと楽しいもんじゃない?

電車に乗る目的失ってないかね。

筆者について

筆者について


1982年、東京下町生まれ。
高校卒業後、アメリカへ留学。その後、「アートが根付いた国では絵だけで食えるのか」を確認するため、ドイツベルリンにてアート活動をおこなう。

日本に戻ってからは、コーディング・オーサリング・プログラミングなんかを経て、ウェブディレクターを肩書きにしておりました。現在は独立し、ブログやサイトの運用を軸に、ウェブサイトの企画提案からデザイン・構築まで手広く活動しております。何でも屋です。

isLog〜イズログ〜では『日々生きること自体が旅』をモットーに、日々の旅を中心に綴っています。

詳しいプロフィールはこちら


feedly

コメントを残す

*