空港の出発ロビー 別れに触れて切なくなるものである

空港の出発ロビー 別れに触れて切なくなるものである

先日、羽田空港に行ってまいりました。
親戚の見送り、でした。

カナダの方と結婚してカナダに住んでいる親戚のお姉ちゃん。
と、その娘のちびっこ。
日本に遊びに来ていた最終日、カナダに発つ日に見送りに行ったのでした。

過ごした時間は空港での数時間とわずかだったにも関わらず、見送ったあとはなんだか切なくなるもので。
出発ロビーは、異国へと繋がるわくわくするようなひらけた空気感は感じられるのですが、それよりもなんだか、切なくなります

旅立ちと別れの出発ロビー

空港の出発ロビー 別れに触れて切なくなるものである

羽田空港の国際出発ロビーに訪れたのは2年ぶりくらい。
新婚旅行でイギリスに向かったとき以来になります。このブログを始めるきっかけになった旅でございました。

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国際線のロビーは外国の匂いがしたりとわくわくします。

今回見送りする相手は、僕が小さい頃からお世話になっている親戚のお姉ちゃんです。
カナダの方と結婚して出産してからは、娘さんが小さいこともあり日本に来れていませんでした。
それが娘さんが3歳になったのを機に、去年一度家族で日本に遊びに来まして。

今回が娘さんとしては2度目の日本。
旦那さんは仕事でカナダに残り、お姉ちゃんと娘さんの2人で日本にきました。

なかなか会うタイミングができず、最終日ギリギリに見送りに行ったのでした。

娘さんと会うのは2度目ですが、 前回会ったときは眠くてぐずっていたのでほとんど構うことができませんでした。
今回は元気にロビーを走り回っていたので、一緒に遊んでみます。
看板に隠れて顔を出して覗き込むだけできゃっきゃと笑う娘さん。かわええのう。

空港の出発ロビー 別れに触れて切なくなるものである

皆でカフェに行こうと、5階に向かいます。
真っ先に走り出す娘さん。

そこでお姉ちゃんが、「お兄ちゃんと手を繋いでー」と娘さんに声をかけます。
僕の元へ走り寄ってくる娘さん。
手を繋いで歩きます。手ぇあったかい。

「普段人見知りするんだけど、不思議」とお姉ちゃんが言っておりました。

子供懐かせるのうまいね、とよく言ってもらえるのですが、きっと懐いてるのは僕のほうなのだと思うのです。
遊んでくれてありがとう、とも言われるのですが、それはむしろ僕の言葉でして。
遊んでもらっているのは、僕のほう。

カフェでしばらく話をしたら、あっという間に出発の時間。
一緒にいることができたのは、2時間くらい。

出発ゲートの前でお別れです。
さすがカナダ育ち、娘さんは僕に近づいてきてハグしてくれました。

またね、と手を振りゲートに入っていく背中を見送ります。
それまでは別れをほとんど意識していなかったのにも関わらず、急に切なくなってきます。

恋人なのか、旦那さんなのか、出発ゲートを行く男性を見送ったあとに泣いている女性。
友人たちに見送られ、ゲートに入ったあとも手を振り続ける男性。

出発ロビーはなんだか、切ない気持ちになる。

空港の出発ロビー 別れに触れて切なくなるものである

展望デッキで飛行機を眺めながら思い出す、娘さんの笑顔や手の温かさ。
泣いていた女性や手を振り続ける男性。


clammbon – 波よせて @ TAICOCLUB’15

「海の向こうに何がある?」

この曲が頭の中で流れておりました。

物思いに耽っていて、ふと、気付きました。
見送る側に立つのが、僕、初めてだったんだ。

空港の出発ロビー 別れに触れて切なくなるものである

「それじゃあ、そろそろ行ってくるよ」

アメリカへの留学。ドイツへ行ったときのこと。

到着ロビーで思い出すのは、家族の温かい笑顔。心から安心する、自分の気持ち。
出発ロビーで思い出すのは、僕の姿が見えなくなるまでずっと手を振ってくれていた家族や友人の姿。

どこかに向かう側のときよりも、見送る側に立っているほうが、なんだか切ない気持ちを強く感じます。

空港の出発ロビー 別れに触れて切なくなるものである

僕は来た道を帰る

切ない気持ちを抱えつつ、駅へと。
空港の床のピカピカとした電光が案内する方向は向かっているのか、戻っているのか。

なんにせよ、次に娘さんに会うときに胸張って会えるようにしなくては。
ああ、ただ「見送った」つもりでいたけれど、こちら側も出発はしてるのね。
そんなこと考えながら、帰路につきました。

※引用はすべてSmall Circle of Friends(クラムボン)の「波よせて」より

……クラフトロック行く予定なのですが、「波よせて」を演ってくれたらもう、うるっときそうでございます

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筆者について

筆者について


1982年、東京下町生まれ。
高校卒業後、アメリカへ留学。その後、「アートが根付いた国では絵だけで食えるのか」を確認するため、ドイツベルリンにてアート活動をおこなう。

日本に戻ってからは、コーディング・オーサリング・プログラミングなんかを経て、ウェブディレクターを肩書きにしておりました。現在は独立し、ブログやサイトの運用を軸に、ウェブサイトの企画提案からデザイン・構築まで手広く活動しております。何でも屋です。
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isLog〜イズログ〜では『日々生きること自体が旅』をモットーに、日々の旅を中心に綴っています。

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コメント

  1. kame710 より:

    こんにちわ。
    いい(いや、切ないですね)お話。
    ありがとうございました。
    羽田空港も知らない私ですが、なんだか自分もishikawaさんとともにお二人を送り、泣いている女性や手を振ってる男の人をながめているようで、せつなくなってきました。

  2. islog より:

    id:kame710 さん
    こんばんは。
    見送る側に立つのが初めてだったので急に切なくなり驚いてしまいました。
    自身の立場からの見方にどうしてもよってしなうのだなと、いつもと逆の立場になることで気付くことができました。

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