ベラは美味しい魚!釣って楽しい刺身でも旨いベラは粋な釣魚

釣り

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なんだ、またベラか。

僕のメインの釣り場は千葉ですが、堤防で五目釣りをしていると特に狙わなくてもベラ(キュウセン)がよくかかってきます。
ベラは関東では下魚とされ、捨てられているところも何度か目にしたことあります。僕も釣りをはじめた頃は同じ扱いをしておりました。

それが一度食べた時から、「またベラだ。万歳!」と今では喜ぶ程になったのです。
大袈裟なと思う方もいらっしゃるかと思いますが、いやいや、ベラは抜群においしいのですよ。

唐揚げ・塩焼き・ムニエル・干物……食べ方や調理方法は色々ありますが、刺身にしてもおいしい魚なのです。
ここではそのベラ料理についてのことや、ベラの釣り方やベラをおいしく食べるために大切なことについてまとめています。

実は絶品!五目釣り人必見のベラ(キュウセン)料理

ベラはスズキ目ベラ科の魚。
カラフルで派手な見た目をしていて、まるでルアーのようなおしゃれな姿が特徴の魚です。

釣りを始めた若き頃、どんな仕掛けにも食いついてくる貪食なベラを鬱陶しく思っておりました。

僕の目的は「釣って食す」、食べるまでが釣りなのですが、ベラはよく釣れる割にヌルヌルして捌きづらいんですよね。
それと、カラフルなフォルムから「美味くなさそう」と決めつけていたのですよ。

関西では高級魚?一度食べればたちまち虜に

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その偏見が解けたのは、ベラが関西では高級とされていて、しかもおいしいとの情報を得た後です。
すぐに釣り仲間に連絡をし、その週末に「本当に美味いの?」と訝しげな仲間と共に釣りへ出掛け、ベラを釣り上げてすぐ刺身にして頂きました。

これがおいしくてですね、それからはベラ目当ての釣りにも行ったくらいです。

ベラが美味しい理由(多分)

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ベラを釣った事のある方はご存知だと思いますが、ベラは貪食で何にでも食いついてきます。
餌はイソメやオキアミを使いますが、餌が無ければテトラポッドに付いている貝を拝借して糸を垂らせば食いついてきます。

また、引きも同じサイズの魚に比べると強いです。
釣りあげた後も、バケツに入れて最後まで生きているのはベラだったりします。

そんな貪食で暴れん坊で生命力の強いベラの身は、刺身にすると弾力があり、コリコリの食感でとても美味です。

ベラの食べ方は色々!様々な魚料理に合います

どんな食べ方をしても美味いのですよ!

さばき方は他の魚と同じで問題ありません。

悩みはただ一つ、強いヌメリだと思います。ヌメリは塩で洗うことでとれます
さばく前に塩をたっぷりかけて揉み、水でしっかり洗います。

どんな食べ方をしても美味いのですよ!

美味しい食べ方としてあげられるのは、先述の通り刺身でしょう。
釣ってすぐに食べればコリコリした食感、1日寝かせればねっとりとした食感で癖になります。

どんな食べ方をしても美味いのですよ!

刺身にはわさびもいいですが、島唐辛子と合わせて食べるとおいしいですよ。

ヌメリが残っていると皮をひくのが難しくなるので、ヌメリをしっかり落としておくのがうまくさばくコツです。

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また、開いた身を干物にして焼いて食べるのもたまりません。

お酒の最高の肴になりますよ。

また、フライや素焼き、煮付けなども美味です。


■ベラの唐揚げ
https://www.islog.jp/entry/all-night-fishing/

■ベラの炭火焼き
https://www.islog.jp/entry/chiba-fishing-2016/

■ベラのバター醤油ムニエル
https://www.islog.jp/entry/fish-saute/


ベラを釣っていると、色々な形や色のベラが釣れたりします。

代表的なものは、キュウセンと呼ばれるササノハベラです。地方ではギザミと呼ばれたりもするようです。
特にアオベラと呼ばれるオスのベラが美味とされているようです。メスは赤い色をしています。

他にはキュウセンよりも身体が丸いマルベラが釣れる事が多いです。
味はキュウセンより劣るとされますが、美味しい魚ですよ。

釣り方も簡単!どんな釣り方でも大体釣れます

正直、釣り方も何も無く、五目釣りをしていれば狙わなくてもかかってきますw
ただし、夜は砂に潜って寝るので夜釣りでは釣れません。

ハゼやキス狙いの底物狙いの投げ釣り、カワハギなど中間層狙いの釣りや穴釣りなど、貪食なベラは何にでも食いついてきます。
餌はイソメでもオキアミでも、テトラポッドについた貝類でもなんでも大丈夫です。

旬は夏とされていますが、寒い時期以外は釣れる印象ですね。

ちょい投げでもウキ釣りでも釣れるので、安いセット釣り竿が便利ですよ。

釣れるベラの種類

釣れるベラにも色々と種類があります。

キュウセン

ベラといえばこのキュウセン。
瀬戸内海ではギザミと呼ばれており、関西方面では高級魚とされているようです。刺身や南蛮漬けで食べられているそうですよ。

ホシササノハベラ

東京湾なんかでは、休戦の次によく釣れるのがこのホシササノハベラ。
体に白い星状の柄があることで見分けられます。

オハグロベラ

体高のあるオハグロベラ。
よく引いてくれるので釣りものとして楽しい。食べられるが、身が若干柔らかいです。

アカササノハベラ

体が赤いアカササノハベラ。写真は神津島で釣ったもの。
ホシササノハベラと似ているのですが、体の赤みが強く、目の下の黒い筋が胸ビレで止まっているのが見分けるポイントです。

ニシキベラ

ベラの中でも派手なニシキベラ。
赤・緑・青と派手に原色を使っていてカラフルなので、飼育している方もいるようです。
色が強いので疑ってしまいますが、毒は無く食べられます。

ベラをおいしく食べるために必要なこと

ここまで書かせて頂きました通り、ベラは釣って楽しい、食べてなお楽しい魚です。
ベテランの方々には物足りないかとは思いますが、初心者の方を釣れていったり家族を連れて行った際には引きもあるのでおすすめです。

最後に、ベラをおいしくいただくにあたって大事なことは、他の魚でも同じですがしっかりと血抜きをすることです。
特にベラは身体がヌルヌルとしているので、バケツなどに入れておくだけだとそのヌメリで窒息してすぐに死んでしまいます。

釣ったらすぐにエラを切って海水を入れたバケツに突っ込み血抜きをします。
さらに血抜きしたベラを袋に入れて、氷締めしておけば自宅に持ち帰ってからもおいしくいただけます。

海水をキンキンに冷やしたクーラーボックスに魚を入れて氷締めにするのが一番。
保冷剤や凍ったペットボトルをクーラーボックスに入れておき、釣り場に着いたらそこに海水を流し込みます。

手を入れていられないくらい冷たくなった海水であれば、釣った魚をそのまま入れれば即死するので鮮度が保てます。
帰る際に、海水だけクーラーボックスから抜いて氷だけにします。直接氷に当てないように、魚はビニール袋などに入れてあげると良いです。

この方法であれば鮮度を落とすことなく持ち帰れますよ。
※海水の塩分濃度が薄まってしまうので真水で作った氷を直接入れるのは避けたほうが良いです。魚の身が水っぽくなってしまいます。

氷締めをせずに釣った魚をバケツで管理する場合は、ベラだけ別のバケツにした方が良いですよ!
ベラのヌメリですぐに他の魚が窒息してしまいますので(笑)

携帯用のブクブクがあると、より新鮮に保てます。

では皆様良い釣行を!

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