ラマ島(南丫島)|香港の離島でハイキング&ビーチ日帰り離島遊び!

香港

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香港旅行で手軽に離島体験。
香港に200以上もあるという離島の中から、今回選んだのが「ラマ島(南丫島)」。

香港島からフェリーで30分ほどで行ける離島とあって、日帰りでも十分楽しめます。
しかも、香港島から近いにも関わらず、ラマ島(南丫島)は離島らしく自然豊かで、ハイキングや海水浴も楽しめる魅力的な島。

香港島の中環(セントラル)と行き来しているフェリーが離発着する港は島に2つあり、その2つの港の間は寄り道せずに歩けば1時間半ほど。
今回は、中環から榕樹湾(ヨンシーワン)へフェリーで向かい、榕樹湾からは索罟湾(ソッグワン)まで歩いていくおすすめのコースを紹介します。

その道中では離島のローカルな雰囲気を感じられる住宅地の中を通ったり、潮風を感じながら海が眺められる道を歩くことができます。
休憩はハイキングコースの途中にあるビーチ。文句無しの”日帰り離島ハイキング”ができますよ。

写真をたっぷり交えながら、ハイキングの様子を綴っていきます。

お手軽日帰り離島ハイキング!ラマ島(南丫島)で過ごす最高の時間

ラマ島(南丫島)は、離島の中では大嶼島(ランタオ島)に次いで2番目に大きな島。
住民は1万人ほどとのことで、今は欧米人の別荘なども建てられているようです。

そんな前情報を得ていたので変に観光地化されていないか気になっていたのですが、訪れてみると程良い感じでした。
店はあるのですが基本的には港周辺に集まっているため、少し歩けば木々が鬱蒼と茂っている場所にも出会えます。

ちなみに、香港島などのようにフリーWi-Fiは期待できません。念のため。

ラマ島(南丫島)でフェリーが離発着する港は島に2つ。

今回僕らが出発地として選んだのは北西にある榕樹湾(ヨンシーワン)。島の中部にある索罟湾(ソッグワン)までハイキングコースを歩いていき、索罟湾近くにあるシーフードレストラン通りで海鮮料理を食べて帰る形としました。

香港島からラマ島(南丫島)へ行く方法、フェリーの乗り方などは上記記事をご覧ください。

前回も書きましたが、香港では「南丫島」と書かれるのですが”丫”はアルファベットの”Y”じゃありません。この”丫”は漢字なんだそうです。”みなみワイとう”って呼んでおりましたw

榕樹湾から索罟湾までは舗装された一本道がずっと通っているので、時折建てられている”索罟湾”と書かれた案内板に従って歩いていけばまず迷うことはありません。
基本的にはずっと海沿いを歩いていく形です。

“お手軽ハイキング”と書きましたが、それなりに坂道もあるので歩きやすい靴にしたほうが良いですよ。
また、ビーチで遊ぶならビーチサンダルなどあったら便利かと。

榕樹湾(ヨンシーワン)を出発し中間地点の洪聖爺灣泳灘(洪聖爺湾海水浴場)へ

榕樹湾でフェリーを降りたら索罟湾へのハイキング開始。
榕樹湾→索罟湾間には舗装された道が通っているので快適に歩けます。

まず向かうのは目的地までの道程のおおよそ中間地点、歩いて20〜30分ほどのところにあるビーチ「洪聖爺灣泳灘(洪聖爺湾海水浴場)」です。

港を出発するとすぐに、飲み物や軽食・菓子などを売る商店やレストランが現れます。
僕らは最初の店で飲み物を購入しました。訪れたのは9月下旬だったのですが、写真の男性が上半身裸なことでもわかる通りとにかく暑かったのです。

ラマ島(南丫島)名物のシーフードレストラン。
店先に水槽が並べられており、その中には新鮮な魚介類が元気そうに泳いでいます。

歩き始めるとすぐに猫がお出迎えしてくれました。
しかも触らせてくれて妻はご満悦。離島のにゃんこはゆったりとした姿勢なのが良いですね。

しばらくは道の両側に店が並ぶ通りを歩いていきます。
土産物屋だらけかと思いきや、生活用品や野菜・フルーツなどを売る店のほうが多いので見ていて面白いです。

飲み物を買ったばかりだったのですが、あまりの暑さにアイスを購入。
妻と2人、アイスを舐めて身体を冷やしながらのんびりと歩いていきます。

離島リゾートのような雰囲気を感じるかわいらしい案内板。目指すのは”BEACH”。

壁に絵が描かれた店などを見ると、大らかで遊び心のある島の人々の雰囲気が感じられます。
歩いてさほど経っていないですが、暑さでバテてもう休憩したいくらい。

道には車は通りませんが、港近くでは自転車が頻繁に通ります。
道の真ん中を歩いていると危ないので、端を歩きましょう。

車は通らないと書きましたが、トラクター(?)は道を走っています。
「乗せて欲しい…」とハイキング後半に妻が言ったのはここだけの話。

榕樹湾の近くには南丫火力発電所があり、特徴的な煙突3本はフェリーで島に向かう途中からも見えます。

鬱蒼と茂っている植物は”熱帯”を彷彿とする感じるものばかり。
しばらくは海は見えなくなるので、この植物を見ながらハイキングを楽しみます。

ひたすら続く一本道を歩いていくわけですが、離島に身を置いている感覚と普段見ることのない種類の木々・植物がただただ歩くという行為を楽しいものにしてくれます。

ジリジリと照りつける日差しが強いことに驚きはしましたが、元々歩くのが好きな性分なので楽しい限り。
休憩するビーチがどんなものか楽しみにしつつ歩いていきます。

綺麗なビーチ「洪聖爺灣泳灘(洪聖爺湾海水浴場)」でリラックス

榕樹湾から20〜30分ほど歩いて行くと、再び店などがある賑やかな場所に出ます。
ここが洪聖爺灣泳灘(洪聖爺湾海水浴場)です。

とにかく綺麗なビーチ。
白い砂浜に透き通った海。ハイキングの途中の休憩には贅沢過ぎるロケーションです。

このビーチはその綺麗さの割にはあまり人が来ないことでよく知られているそう。
この時も泳いでいたのはヨーロッパ人と思われる2グループだけ。ゆったりと過ごすには絶好のビーチでしょう。

海を眺めて過ごす一時。
榕樹湾→索罟湾を歩くと寄り道無しで1時間半ほど。しかし、こういったビーチでのんびりと時間を過ごしたりシーフード料理を堪能することをおすすめするので、島での滞在は少なくとも3〜4時間ほど考えておいたほうが良いと思います。

靴を脱いで砂浜を歩き海に足だけ入れば、途端にここまで歩いた疲れが吹き飛びます。
この段階で既に、次にこの島に来るときには島で一泊でもしたいと考えておりました。

島では水際を見ればいつでも魚が見えました。
商店には手釣り用の釣り具も売っていたので、港近くで釣りをするのも楽しそうですね。

ビーチでゆっくりと休んだ後は、ビーチから見える木々が鬱蒼と茂った山へ。
ここからの道のりは、これまでのものと比べると大分ハードになります。気合いを入れていきましょう。

洪聖爺灣泳灘からいざ索罟湾(ソッグワン)へ!

洪聖爺灣泳灘(洪聖爺湾海水浴場)の綺麗なビーチで休息をとった後は、索罟湾(ソッグワン)を目指しハイキング再開です。

と、ビーチを出てすぐに現れる上り坂。ビーチで収まったばかり汗が再び吹き出してきます。

上り坂を登り終えると、またさらなる急な上り坂。
いきなり結構タフな道のりで始まったことで面食らいますが、高台に行けば景色は綺麗だろうと考え頑張ります。

ここまでくると、火力発電所が結構遠くに見えます。
島の雰囲気やあまり見ない植物を眺めて歩いていたので気付かないのですが、こういう時って結構な距離を歩いているものなんですよね。

しばらくはこのような山道を歩いていきます。
目に入ってくる景色は常に絶景。潮風を感じながら歩くのは実に心地良いですよ。

山を越えて島の西から東へと出ると、今度は下り坂になります。

下り坂を下りていく途中、蘆鬚城村という村があります。

洗濯物が干されていたりと、ローカル感が感じられる村。
この村の中を通り抜けていく形になります。

ほのぼのとした雰囲気の村だなぁ……とほっこりしていたところに、アパートのような建物の側面に目一杯描かれた豚のグラフィティが。
ローカル感溢れるほのぼの雰囲気にかっこいいグラフィティ。実に面白い必見の村です。

ここまでくれば後少し。
船が並ぶ港が見えてくるわけですが、それが索罟湾です。

これでハイキングは終わりですが、実に楽しい散策となりました。
店が無い区間もあるので、暑い時期にはすぐに水分補給できるよう、飲み物を見かけたら購入しておくことをおすすめしますよ。

索罟湾の手前には寺(天后宮)があるのでそれが目印。

寺付近から索罟湾の港までの通りにはシーフードレストランが並んでいます。
この中の店で島の名物である海鮮料理をいただいたのですが、その模様についてはまた次回の記事にて。

レストラン通りにある商店でビーツを買って、海を眺めながら一杯。
ここはやっぱり青島ビール。暑い中での長い散歩の後の一杯はたまらない!

海は潮が引いたようで貝を採る老人がいました。
晩飯用なのか、レストランで出すものなのか、僕がビールを飲んでいる間にも結構な量の貝を採っていましたよ。

こんな光景が見られるのも島ならではといったところ。
海を眺めながらしばらくビールを飲んでいたいくらいです。

こちらが索罟湾の港。ここからフェリーがでます。

こちらから出るフェリーの出航間隔はだいたい1時間〜1時間半。
ひとつ逃すと大分待つことになるので、帰りに乗るフェリーの出航時間はチェックしておいたほうが良いですよ。

まとめ

香港島からフェリーで30分ほどで行ける離島、ラマ島(南丫島)。
観光地化は思ったよりもされておらず、離島らしく自然豊かで、ハイキングや海水浴も楽しめる魅力的な島でした。

島から離れて香港島に戻ってすぐに、もう既にラマ島へと再訪したい気持ちが湧いていました。
離島、海や山などの自然、散歩や海水浴が好きな人にはおすすめの場所です。

次回の記事では、島の名物である海鮮料理を島のレストランでいただいた時のことを綴ります。
おいしかったんですよ、これがまた。

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