五所駒瀧神社と加波山神社を参拝|茨城県桜川市への神社巡り体験記

五所駒瀧神社の鳥居と参道を正面から捉えた1月末の境内風景 関東・甲信越

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1月末のよく晴れた日に、茨城県桜川市で神社巡り。

五所駒瀧神社から始まり、加波山三枝祇神社(加波山神社)本宮・親宮、加波山普明神社、そして加波山神社 真壁拝殿へ。
それぞれの空気の違いを体で感じる一日になりました。

朝の空気は冷たいのに、昼の日差しは思いのほかやわらかい。
境内の土の匂い、杉の葉の香り、手水の水音。

こういう感覚が重なると、不思議と気持ちが整ってくるのです。
今回は、桜川市での神社巡りを、参拝の順番そのままに記録していきます。

五所駒瀧神社|山裾の静けさに包まれる最初の参拝

最初に訪れたのは、五所駒瀧神社。

狛犬が並ぶ五所駒瀧神社の石鳥居と冬の澄んだ青空

鳥居をくぐると、空気の温度が一段下がるような感覚があります。

舗装路の乾いた匂いから、土と苔のしっとりした匂いに変わるのを感じます。
この切り替わりが、僕はとても好きです。

木立の中に佇む五所駒瀧神社の拝殿と石畳の参道

参道は長くはありませんが、木々に守られている感じが強い。
鳥の声は時々、風が葉を揺らす音は絶えず。

境内で空へ伸びる杉木立と冬の青空

陽が差す場所は明るく、影に入るとひんやりとして、1月末らしい冷たさが戻ってきます。
歩くたびに砂利が小さく鳴って、自分の足音だけが丁寧に聞こえました。

しめ縄と社額が印象的な五所駒瀧神社拝殿の近景

かわいらしい狛犬。
境内に存在するものがすべてどこかユニークで芸術的な雰囲気があります。

五所駒瀧神社の境内に伸びる石畳と灯籠のある参道

拝殿に立つと、想像していたよりも奥行きがある境内です。
派手な演出はなく、落ち着いた佇まい。

木漏れ日の当たる五所駒瀧神社境内の石造神使像

けれど、だからこそ視線が一点に集まる。
鈴を鳴らしたときの音が澄んでいて、冬の空にまっすぐ抜けていくかのよう。

加波山三枝祇神社周辺の重厚な木造社殿と階段の意匠

五所駒瀧神社(ごしょこまがたきじんじゃ)は、平安時代末期に鹿島神宮の祭神・武甕槌命の分霊を祀ったとされ、真壁氏の氏神としても知られる存在。

現在も真壁祇園祭(五所駒瀧神社の例祭)につながる、地域の核となっている神社です。

五所駒瀧神社の御朱印見本と授与品案内が並ぶ社務所前

社務所付近で御朱印の案内を見かけ、紙面の意匠にも目を引かれます。
この前に真壁伝承館歴史資料館で真壁氏が戦陣に掲げた旗指物の絵柄が猪だったのですが、その猪が御朱印にも使われていますね。

賽銭箱に御朱印代を納めて、頂戴しました。

五所駒瀧神社境内の石垣沿いを流れる細い水路と手すり

境内には水が流れていて、清められるような心地に包まれます。

歩みを止めてしばらく深呼吸。
また参拝させていただこうと考えながら、神社を後にしました。

加波山三枝祇神社(加波山神社)本宮・親宮|信仰の中核へ向かう時間

次に訪れたのは加波山三枝祇神社(加波山神社)本宮・親宮。

加波山神社周辺の鳥居と石灯籠、のぼり旗が並ぶ参道入口

道路脇から見える鳥居や社叢が、すでに山岳信仰の雰囲気をまとっていました。
本宮・親宮の周辺は、石段、灯籠、鳥居、社殿の配置が美しい。

波山神社真壁拝殿へ向かう石畳と赤いのぼり旗のある境内

加波山三枝祇神社は、加波山を中心とする山岳信仰の流れにある神社。
御祭神は、伊弉冉大神・速玉男大神・事解男大神。相殿神として日本武尊ほかが祀られ、古くから災厄除けや家内安全などの祈りを集めてきたと伝わります。

境内を歩いていると、時間の流れが少し遅くなるように感じます。
急いで全部見ようとするより、ひとつひとつの社前で呼吸を整えて、巡る。

加波山普明神社|山の信仰が立体的に見えてくる

続いて参拝したのが、加波山普明神社。

大きな面が掲げられた加波山普明神社の木造社殿外観

同じ加波山信仰圏にありながら、社殿まわりの表情が違います。
社殿の前に立つと、木造建築の陰影がとても印象的。

静かに積み重ねられてきた歴史を感じる空間です。

加波山神社真壁拝殿の鳥居越しに見える拝殿の正面風景

風化の跡が、長い時間をそのまま見せてくれます。
手を合わせていると、遠くで枝がきしむ音がしたり、鳥の羽音が頭上を抜けたり。山の気配が近くにあることを音で実感します。

日本で唯一「天狗の頭の骨」を御神体として祀る神社。
明治時代の「日本最後の仙人」国安普明を祀り、山岳信仰の地として天狗伝説が色濃く残る場所です。

加波山神社 真壁拝殿|里にひらかれた祈りの場で締めくくる

最後は、加波山神社 真壁拝殿へ。

加波山神社の方角と距離が記された白い案内看板

神社の前には廃線となったかつての筑波鉄道筑波線の名残りが。

真壁拝殿周辺の静かな境内と冬の日差しが差す参道風景

朱と金が眩い真壁拝殿。
拝殿前で手を合わせたとき、風は冷たいのに、日差しが背中を温めてくれました。

次は加波山の山頂まで登山を……と手を合わせます。

今回の桜川市での神社巡りは、五所駒瀧神社の静謐さ、加波山三枝祇神社(加波山神社)本宮・親宮の包容力を感じる佇まい、加波山普明神社の重厚さ、真壁拝殿の開かれた祈り。
それぞれの違いを、訪れる中で強く感じる体験でした。

同じエリアでも、神社ごとに空気は驚くほど違います。
他の神社にも訪れたくなりますね。

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