どぶ板通り商店街周辺(京急汐入駅付近)数軒のバーを飲み歩く!

神奈川

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ここは日本か、アメリカか。
横須賀の京急汐入駅近くにあるどぶ板通りは、酔えばまるで異国にいるような錯覚さえ覚える場所だった。

Tommyさんの案内で横須賀中央駅近くの小山を登り散策したあと、僕らは汐入にたどり着きました。
この日の最終目的地は、どぶ板通り
米軍基地のある横須賀では街中ですれ違う人も海外の方が多いのですが、そんな彼ら御用達のバーがその通りの周辺に軒を連ねているのです。

Tommyさんの記事を読んでからずっと、その雰囲気を体感してみたかった、そんな場所。

米兵が集う「どぶ板通り」周辺のバーを巡る

僕が「どぶ板通り」を訪れてみたくなったのは、Tommyさんのこの記事を読んでから。

Tommyさんの記事から伝わってくる「匂い」やら空気感。読んだあと、無性に行ってみたくなるのです。

どぶ板通りは京急汐入駅のすぐ近くにあり、その通りの周辺には150軒ほどの商店や飲食店があるといいます。「どぶ板通り商店街」と呼ばれていますが、正式には「本町商店会」という名称。あのスカジャンの発祥地として知られております。第二次大戦前に道の中央に流れていたどぶ川に鉄板で蓋をしたことから、「どぶ板通り」と呼ばれるようになったようです。いまはどぶ川はないですよー。

通りの周辺には、ミリタリーショップやスーベニアショップがある他、バーやレストランが多くあります。横須賀には米軍基地があるだけあり、そこで働く米兵がどぶ板通り周辺の酒場に集います
それだけに、どぶ板通り周辺はアメリカの匂いを強く感じる、独特な雰囲気のある場所なのです。

この日は日曜だったため、Tommyさんおすすめの店が閉まっていたり、土曜に比べれば人が少なめだったりしたようですが、それでも楽しく過ごせました。
結局、4軒のバーをハシゴしたので、それぞれの店について時系列にて。

ALEX’S SALOON

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僕らが横須賀中央駅から汐入駅間の散策を終えて「どぶ板通り」に着いたのは15時頃。小腹もすいてきたし食事をしようと「一福」(いちふく)を目指したのですが、あいにく店を開けていませんでした。ちくしょー、サンマーメン食いたかったー。

まだ開店していない店が多かったので、暗くなればいくつか店も開くだろうと、その時点で開いていたALEX’S SALOONに入ります。

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ザ・アメリカンバーといった内装。外からの光がよく入る開放感のある店で、アメリカ映画の世界に足を踏み入れたような気分になります。

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ダーツやビリヤードが置かれております。飲んでちょっと遊んでまた飲む、そのループが楽しいんだよなぁ。

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最初のビールはプレミアムモルツ。ジャンボサイズにございます。
この日飲んだバーはどこも、注文の際にお金を渡すシステムでした。キャッシュオン。出たいときに出れるのと、自分の懐具合がわかりやすいので、好きなシステムです。

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ではでは、乾杯。
それぞれの個人的なこと、ブログのことなんかを話しつつビールを楽しみつつ、お酒を楽しみます。
Tommyさんは前回の記事でも書きましたがとても真摯な姿勢のお方でした。酔いに任せてへらへら笑いつつも、内心はその姿勢に僕はえらく感銘を受けておりました。

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GUINNESSに変更。この時点でまだアメリカの酒を飲んでいない。

僕らが店に入ったときは数人がカウンターで飲んでいるくらいでしたが、2杯目を注文した頃にはほぼ席が埋まっておりました。
8割方が海外の方だったかな。カウンターに座る男性たちの屈強な背中やビリヤードをしている格好良いカップルを眺めながらビールを飲みます。
途中、フライドポテト(アメリカンサイズだった)を注文して小腹を満たし、外の様子を見てみようと店をでます。

定休日とはわかっていたのですが、Tommyさんがおすすめのヒデヨシ商店まで連れて行ってくれました。

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閉まっていると昔ながらの一般的な酒屋に見えますが、開いているときは人が多く訪れる人気店なのです。

Tommyさんの記事を読めばどんなお店なのかわかります。僕、ここにはあらためて絶対来ようと思います。楽しいでしょうなぁ。

KRAZY CHU-HI BAR

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ヒデヨシ商店から先ほどまでいたALEX’S SALOON方面に戻っているところで、「KRAZY CHU-HI BAR」が店を開けていることに気付きます。
Tommyさんが前もって教えてくれていたのですが、安価でクレイジーチューハイなる酒が飲めるお店、とのこと。面白そうなのでぜひぜひ、と入ってみることにしました。

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店内に入ると、時間が早いのもあり僕ら2人だけでした。メニューを見ると、たしかにあります、クレイジーチューハイ。300円。安い。

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ライチにしてみました。飲んでみると、甘めのお味。悪くない悪くない。300円でこれなら僕はこれでいい、というかこれがいい。こういうのはこういう場所で飲むのが、いいのです。

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「KRAZY CHU-HI BAR」と書かれております。食べログなんかを見ると「isis(アイシス)」という店名のようですが、クレイジーチューハイバーのほうがしっくりきます。

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ヒデヨシ商店も同じようなのですが、メッセージが書かれた1ドル札が所狭しと貼られています。

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書かれている内容は放送禁止用語もなんかもあり、酒の肴にはちょうどよく眺めているのが楽しい。ドル札じゃないのも、貼られておりますな。

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天井にも貼られてらぁ。この店、どの方向見ていても楽しいですぞ。

マスターと話しつつ、酒を飲む。カウンターにあるiPadを指差し、「好きなのをかけていいですよ」と言ってくれます。
そういえば記事の最後に曲置いてますよね、とTommyさんに音楽はお任せ。Coldplayが流れる。浮遊感のある音が舞う、気持ちいい空間。


Coldplay – Adventure Of A Lifetime (Official video)

スタンディングバーは身体を動かせるのがいい。音に身体を揺らしながら、飲む、飲む。

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2杯目はバナナ。お菓子の「バナナ風味」の味。

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枝豆(200円)をつまむ。見た目にはわからないのですが、胡椒が効いていておいしい。

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音楽や内装を楽しみつつゆっくりと飲んでいると、突然人が押し寄せてきました。あっという間に満員。そして皆でiPadを取り合う展開に。HIPHOPあり、Pop Musicあり、歌って踊ってそれぞれが気分を高めていきつつ、飲んだり食べたり。

Tommyさんが別の方と話し、僕も隣にきた米兵の方と話してみたりと、それぞれが思い思いに振る舞える空間。僕が話した方のひとりは、まだ10代のころ僕が留学していた場所の隣町の出身でした。こういう偶然は、なんだか、気分が上がります。

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その後もクレイジーチューハイを飲んで、店を出ました。外にでてみれば、店の前にも人だかりが。
僕らは次の店へ。

ROCK CITY

最初に寄ったALEX’S SALOON方面へと歩いていくと、Coldplayが流れるバーに出会います。雰囲気も良さそうだったので、音に惹かれつつふらっと入ってみました。

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ビールを買っているTommyさん。海外の方に囲まれても違和感がないのです。

中央にビリヤード台が置かれた、歴史が感じられるバー。音楽が結構大きめの音で流れています。

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“Lovely day for a GUINNESS.” GUINNESS、再び。

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後から店を調べてみて知ったのですが、この「ROCK CITY」という店はライヴハウスにもなっていて、X JAPANに加入する前のhideのホームグランド的ライヴハウスだったそうです。

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トイレがいい感じでした。こーいうのがいい。

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グラフィティってその国のノリみたいなものがよく見えるものだと思う。とはいえ、ここは日本だけども。

ビリヤードを楽しむ人を前に飲んでいたら無性にビリヤードがやりたくなり、店を出ることにしました。目指すは、ビリヤード台が空いている店。

CANTINA

ふらりふらりと店を覗くも、どこの店でもビリヤードは人気。

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夜のどぶ板通りは、溢れ出す店の光と音楽、人々の声が暗闇に浮かんでは消えて気持ちがいい。酔っているのもありますが、夢見心地です。

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ぐるりと歩いて、結局ROCK CITYの近くまで戻ってきました。と、向かい側の店のビリヤード台が空くのに気付きました。
「CANTINA」というお店。

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さっそくお酒を注文。
これもクレイジーチューハイだったように思います(酔いで記憶がおぼろげ)。僕が飲んだのは青いほうですが、かき氷のブルーハワイの味でした。なんだか「青」が見たくなって頼んだ記憶がございます。

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ビリヤード開始です。
最初、どこにお金を入れるのかわからず戸惑っていると、入り口付近で一人お酒を飲んでいた年配の男性が教えてくれました。一人お酒を飲む姿が映画のように綺麗なお方。

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Tommyさんと8ボールで勝負。
酔ってふわふわしながらも、とても楽しかったのを覚えております。Tommyさんが構えているのを見つつ、「あ、そうか、今日会ったばかりなんだ」とか、ふと思ったり。こういう酒ってやっぱり、楽しいわ。

なんだかんだ21時頃まで遊んで、京急汐入駅から帰路に着きました。

まとめ

人生初のどぶ板通り、なんとも魅力的なところでした。行ったばかりでこうやって文章にしていても、また行きたい、ともう既にソワソワしているくらいです。

帰りの電車では途中までTommyさんと一緒で、「やっぱり横須賀ちょっと遠い〜」とか言いながら帰ったのですが、途中の駅で別れて一人になったときに、自分がほとんど気を使わずにいれたことに気付きました。もちろん最初は緊張したけども、なかなか無いなぁ、こういうの。是非またどこかに一緒に行きたいものだ、と。

海外の方が多く、もはやアメリカではないか?と思ってしまうくらい、独特の雰囲気を持ちながらも自由で、普段は想像もできない非日常的な感覚を味わえる場所。そんな場所で飲む酒は楽しく、そんな場所でする会話はとても面白かった。

本当に良い1日でした。こんな心地よい日を、また、過ごしたい。

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