茨城県東茨城郡茨城町、国道6号沿いにある「食事館 八幡太郎」へ。
八幡太郎は、茨城県産ローズポークを使った料理や洋食メニューで知られているレストラン。
常連の方も多く良い雰囲気だったのですが、2026年4月12日をもって閉店したと案内されていました。残念。
そのためこの記事は、これから行けるお店の紹介ではなく、閉店前に訪れた日の記録です。
妻と2人で昼ごはんを食べに訪れました。
僕が食べたのは、カレーライスにチキンカツをトッピングした一皿。
妻はローズポークのポークソテーセットを選びました。
青空の下に立つ大きな看板、広い店内に差し込む昼の光、熱々のスープ、揚げたての衣の香ばしさ。
食事のあとには、すぐそばの小幡山七福神神社も少し歩いてきました。
今はもう同じように訪れることはできませんが、茨城町で過ごした静かな昼の記録として残しておきます。
国道6号沿いに立つ、食事館 八幡太郎へ
車で国道6号を走っていると、空の青さの中に「食事館 八幡太郎」の看板が見えてきます。

大きな文字。道路沿いの広い敷地。
昔ながらのドライブインや洋食レストランを思わせる、どこか安心する佇まい。
駐車場に車を停めて外へ出ると、冬の昼らしい少し冷たい空気。
けれど陽ざしは明るく、乾いた風の中に国道を走る車の音が混じります。

店の外観は、派手というよりは、長くこの場所で人を迎えてきた食事処の雰囲気。
公式サイトや観光情報でも、創業約40年の歴史を持つレストランとして紹介されていました。
入口へ向かうまでの短い時間にも、ここで昼ごはんを食べることが自然と楽しみになります。
店内に入ると、外から見た印象よりもゆったりとしています。

天井から下がる照明、窓際の席、木目のテーブル。
肩肘張らずに食事ができる、落ち着いた洋食レストランの空気です。
おしゃれすぎず、かといって雑でもない。
家族でも、仕事中の昼食でも、車での移動途中でも立ち寄りやすい場所だったのだと思います。

窓の近くの席に座ると、昼の光がテーブルにやわらかく落ちていました。
水の入ったグラスが光を受けて、少しだけきらりとします。
品書きに並ぶローズポークと洋食メニュー
品書きを開くと、まず目に入るのは「茨城県産ローズポーク」の文字。

ローズポークのとんかつ御膳、ひれかつ御膳、生姜焼き御膳、バラ焼肉御膳。
そして妻が選んだポークソテーセット。
訪問時の品書きでは、ポークソテーセットは150gで1,600円。
ライス、サラダ、スープ付きと案内されていました。
そのほか、海鮮フライや有頭エビフライ、チキンステーキ、八幡風ローズポーク ベーコン巻きハンバーグセットなども並びます。
和の定食と洋食が同じ品書きの中にあるのが、八幡太郎らしいところ。

僕が選んだのは、カレーライス。
訪問時の品書きでは、カレーライスは800円。
そこにチキンカツトッピングを追加しました。
チキンカツは110gで300円。
カレーのトッピングには、ロースポークのロースカツやヒレカツ、有頭エビフライ、カキフライ、唐揚げなどもありました。
カレーに何を乗せるかで、ちょっとした定食のようにも楽しめる構成です。
チキンカツカレーは、揚げたての香ばしさが嬉しい一皿
カレーライスのチキンカツトッピング。

サラダとスープ付き。
白い器に盛られた葉野菜。
紫キャベツの細い線が入るだけで、テーブルが少し華やかに。
スープは湯気がふわり。器を近づけると、やさしい出汁の香りがします。
お麩が入っているのがなんとも和む。

白い楕円の皿に、こんもりと盛られたごはん。
その前に、濃い茶色のカレーがゆったりと広がっています。
そして、ごはんに沿うように並んだチキンカツ。
衣はきつね色で、見た目からして軽やかです。
スプーンを入れると、カレーはとろりとした昔ながらの洋食店らしい質感。
刺激で押すというより、じんわりと落ち着くタイプのカレーです。
チキンカツは衣がさくっとしていて、カレーをまとわせるとちょうど良い。
揚げたての香ばしさとカレーの甘みが重なって、自然とスプーンが進みます。
ひと口食べるごとに、皿の上の熱が少しずつ体へ移ってくる感じ。
外の空気が冷たかったこともあって、この温かさが沁みます。
特別に尖ったカレーというより、気取らずにお腹を満たしてくれる一皿。
そこにチキンカツをのせることで、昼ごはんとしての満足感がぐっと増します。
昔ながらの洋食店で食べるカツカレーが好きな人には、この感じはたまらないと思います。
妻はローズポークのポークソテーセット
妻が選んだのは、ローズポークのポークソテーセット。

こちらは先に運ばれてきたのはサラダとスープ。

白い皿の中央に、厚みのあるポークソテー。
表面には艶のあるソースがかかり、黒胡椒の粒が見えます。
付け合わせは、ブロッコリーやじゃがいも。
皿の余白が広く、洋食らしい落ち着いた盛り付けです。
ローズポークは、茨城県の銘柄豚。
八幡太郎の公式情報や品書きでも、ローズポークを使った料理が大きく扱われていました。
焼いた豚肉とソースの香りがふわっと。
甘辛いソースの香ばしさ、胡椒のきりっとした香り。
ライス、サラダ、スープ付きなので、セットとしてもきれいにまとまっています。
しっかり肉を食べたいけれど、重くなりすぎない。
そんな昼ごはんにちょうど良い印象でした。
僕のチキンカツカレーは安心感のある満腹系。
妻のポークソテーは、八幡太郎らしさを感じるローズポークの一皿。
2人で違うものを選んだことで、店の幅の広さも感じられたり。
食後は小幡山七福神神社を少し歩く
食事を終え、外へ出ると良い天気。寒いけど。
お腹が満ちて、少し歩きたくなる時間。
八幡太郎の駐車場の端っこには、鳥居が。

小幡山七福神神社へと向かう階段。
鳥居の前に立つと、国道沿いとは思えないほど空気が変わります。
車の音は遠くに残りつつ、木々の影が地面に落ち、足元の砂利が小さく鳴ります。
境内には、七福神ののぼりが並んでいました。

背の高い木々に囲まれた境内は、日なたと日陰の差がくっきり。
陽の当たる場所はやわらかく温かく、木陰に入ると空気がすっと冷えます。
食後の満腹感を抱えながら、こうして少し歩く時間があるのはいいものです。

食事だけで終わらず、外の空気を吸って帰れる。
この立地も、八幡太郎での昼ごはんの記憶を少し深くしてくれました。
八幡太郎の実用情報
食事館 八幡太郎は、茨城県東茨城郡茨城町小幡702にあったレストランです。
国道6号沿い、小幡山七福神神社の隣にありました。
車でのアクセスがしやすく、観光いばらきの情報では駐車場50台と案内されていました。
公式サイトの店舗案内では、所在地は〒311-3157 茨城県東茨城郡茨城町小幡702。
ランチタイムは11:00〜15:00、ティータイムは15:00〜18:00、ディナータイムは完全予約制と案内されていました。
ただし、公式サイトでは2026年4月12日をもって閉店したと告知されています。
この記事執筆時点で、食べログでも閉店扱いです。
一方で、場所の記憶としては、小幡山七福神神社と合わせて思い出しやすい立地です。
食事をして、少し境内を歩いて帰る。
そんな小さな流れが、今となってはより大切に感じられます。
まとめ
茨城町の国道6号沿いにあった、食事館 八幡太郎。
妻と2人で訪れ、僕はカレーライスにチキンカツをトッピング。
妻はローズポークのポークソテーセットをいただきました。
チキンカツカレーは、昔ながらの洋食店らしい安心感のある一皿。
さくっとした衣、とろりとしたカレー、温かいスープ。
ポークソテーは、ローズポークを使った八幡太郎らしいメニュー。
艶のあるソースと、落ち着いた盛り付けが印象的でした。
食後に小幡山七福神神社を少し歩いた時間も含めて、静かな昼の記憶として残っています。
今はもう訪れることのできないお店です。
それでも、写真を見返すと、青空の下に立つ看板や、テーブルに届いた料理の温度がふっと戻ってきます。
長くこの場所で人を迎えてきた食事館 八幡太郎。
閉店前に訪れることができて良かったと思える、そんな昼ごはんでした。