千葉県香取市にある黒湯の温泉、天然温泉リゾート 美人の湯 カーニバルヒルズへ。
ここは妻とよく訪れる、僕らにとって馴染みのある日帰り温泉。
「カーニバルヒルズ」という賑やかな名前からして気になりますが、実際の館内もなかなか個性的。
初めて入ったときは、天井付近をエンジェルが飛ぶような装飾を見上げて、思わずニンマリしてしまいました。
新しくきれいに整い切った温泉施設とは違う。
昭和レトロな空気が残り、理容室や食事処まであり、歩くほどにじわっと心をつかまれる。
午前に着いて黒湯へゆっくり浸かり、食事処「さわ」で昼ごはんを食べて帰るのが、僕らのいつもの流れなのです。
花のある入口から、個性たっぷりの館内へ
ある日の午前。
車を停めて入口へ向かうと、建物の前には花が並び、季節の食事を知らせる幟が風に揺れていました。

どこか懐かしい建物に、色のある花や案内が重なっています。
この時点ですでに、普通の温泉施設とはちょっと違う気配。
名前に負けない賑やかさがあって、入る前から楽しいのです。

受付に入ると、まず見上げたくなるのが天井付近の装飾。
エンジェルが飛んでおられます。
壁や天井、受付まわりに積み重なった時間も含めて、何とも言えない味があります。
上品にまとまりすぎていない。
この独自の世界観が、僕は大好きなのです。

男湯と女湯の入口には大きな「ゆ」の暖簾。
そばには水槽もあり、湯へ向かう短い場所にもカーニバルヒルズらしい景色があります。
底が見えない黒湯は、疲れた身体へのご褒美
カーニバルヒルズへ繰り返し通う一番の理由は、やはり黒湯。
ここで見せられないのが残念。
湯船に入ると、足元が見えないほど濃い褐色。
見慣れていても、その黒さには毎回少し気持ちが動きます。

館内には黒湯を紹介する記事も掲示されていました。
公式案内による泉質は、ナトリウム-炭酸水素塩泉(弱アルカリ性低張性塩泉)。
濃い褐色の天然温泉で、加水・加温・循環ろ過・塩素系薬剤を使用していると明記されています。
内湯や露天風呂、男女それぞれのサウナの様子は、カーニバルヒルズ公式の温泉案内で確認できます。
僕が利用する男湯には内湯と露天風呂があり、ドライサウナと水風呂もあります。
温泉にゆっくり浸かり、サウナへ入り、水風呂で身体を冷ます。
急がず何度か行き来していると、頭の中まで少しずつ静かになっていきます。
湯上がりは身体の芯から温まったように感じ、肌に触れるとつるつるとした感覚。
あくまで僕自身の体感ですが、疲れた身体へのご褒美として、また入りに来たくなる湯なのです。
女性側について、公式サイトではミストサウナが案内されています。
妻の話では女性側に水風呂はないとのことでした。
湯上がりに休み、黒湯の記事と理容室を眺める

温泉から上がったら、休憩スペースで妻を待ちます。
マッサージチェアが窓際に並び、その先には椅子が置かれていたり。
湯上がりの身体で腰を下ろすと、時間の進み方までゆっくりになります。
仮眠ができる休憩室もありますよ。

館内には「BARBER SHOP 7-seven-」という理容室もあります。
温泉の中に理容室があるだけでも面白いのですが、周囲にはマッサージの案内やユニフォームなども並び、ここにも独特の密度があります。
温泉だけを目的に来ても良いのですが、こうして館内を眺めている時間も楽しい。
カーニバルヒルズは、一度ですべてを理解するというより、通うたびに気になるものを見つける場所なのだと思います。
温泉のあとは、食事処「さわ」で昼ごはん

午前の黒湯を楽しんだあとは、館内の食事処「さわ」へ。
座敷とテーブル席があり、湯上がりのまま肩の力を抜いて昼ごはんを食べられます。
僕らは温泉と食事をひと続きにして過ごすことが多く、ここまで来るといつもの休日という感じ。
温泉だけで帰らず、さわで何を食べるか考えるところまでが楽しみになっています。

品書きには、そば、うどん、ラーメン、冷やし中華といった麺類がずらり。
日替わり定食や定食系もあり、湯上がりの腹具合に合わせて選べます。
僕が特にすすめたいのは五目焼きそばです。
カーニバルヒルズへ行くと食事まで楽しみにしている理由のひとつで、何度通ってもまた品書きの前で気になります。

この日に注文した料理のひとつが冷やし中華。
透明な器に、きゅうり、トマト、錦糸卵、かまぼこ、海苔などが彩りよく盛られています。
湯上がりの身体に冷たい麺と野菜。
さっぱりしたものを食べたい日に、目の前にこの一皿が来ると嬉しくなりますね。

こちらは日替わりランチ。
天丼と温かい麺、サラダ、小鉢が並ぶセットでした。
冷たい麺と、温かな麺の湯気。
同じテーブルに違う温度の料理が並ぶと、それぞれの好みで昼ごはんを選んだ感じがして良いものです。
オーナーエッセイを読みながら料理を待つ

食事処で料理を待つ間、毎回楽しみにしているものがあります。
館内で読める「カーニバル通信」のオーナーエッセイです。
テーブルの上で紙面を広げ、文章を追いながら料理を待つ。
ただ空腹を埋めるための待ち時間ではなく、カーニバルヒルズという場所の人柄に少し触れる時間になっています。
黒湯や館内装飾のような目に見える個性だけでなく、こういう読みものまで含めて好きなのだと思います。
次に訪れたときは何が書かれているのだろう。そんな小さな楽しみが、また足を運ぶ理由になります。
2026年7月20日に確認した料金・営業時間・駐車場
ここからは、2026年7月20日にカーニバルヒルズ公式サイトで確認した現行情報です。
僕らが訪れた日の体験とは分けてまとめます。料金や営業時間は変わることがあるため、出発前に公式サイトを確認してください。
- 住所:千葉県香取市沢13-15
- 営業時間:9:30〜22:00(最終入館21:00)、年中無休
- 入浴料金:大人レンタルなし1,100円/タオルセット・館内着付き1,800円
- 子供:500円、足湯:500円
- タオルセット:400円、館内着:400円
- 駐車場:無料150台
- 車:東関東自動車道・大栄ICから約5km強、公式案内では約7分
入浴料金は2026年4月1日に改定された内容です。
食事処「さわ」は、公式案内では入浴をしなくても入館料0円で利用できます。2026年7月20日確認時点の五目焼きそばはセット1,380円、単品1,080円、日替わり定食は1,100円と案内されていました。
カーニバルヒルズ公式サイトには、料金、温泉、食事処、アクセスの詳細や月ごとのお知らせがあります。
イベント日や源泉デーは月ごとに変わるため、訪問する月の案内を見るのが確実です。
また妻と、午前の黒湯と昼ごはんへ
濃い黒湯に浸かり、湯上がりに少し休み、食事処「さわ」で昼ごはん。
特別な計画を立てなくても、ここへ来れば休日の流れが自然に整います。
エンジェルが飛ぶ天井も、昭和レトロな館内も、オーナーエッセイを読む時間も、記憶に残る。
カーニバルヒルズは、じわっと好きになり、気づけば妻と何度も通っている場所でした。
次に行った日も、まずは黒湯へ。
そして昼になったら、また品書きを開いて何を食べるか悩むのだと思います。
香取の食事と温泉を続けて読む
香取で食事と温泉を一日に組み合わせるなら、カーニバルヒルズへよく立ち寄る流れも書いた「恋する豚研究所」の記録へ続きます。

旅先で湯に浸かり、山の静けさまで味わった温泉の記録として、手白澤温泉の記事もどうぞ。

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香取や房総で次の寄り道を探すとき、旅の候補を広げる一冊として置いておきます。