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南魚沼「八海山ロープウェー」で山頂駅へ|快晴の眺めと魚沼の里のそば

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八海山ロープウェーの窓越しに見た青空と山の斜面、奥に連なる岩の稜線 関東・甲信越
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Checked 時点の実用情報

施設・場所
八海山ロープウェー(新潟県南魚沼市山口1610/六日町 八海山スキー場内)
営業時間
2026年グリーンシーズンは4月25日〜11月15日。運行8:00〜16:00(下り最終16:30)。片道約7分、山麓駅376m〜山頂駅1,147m
定休日
グリーンシーズン営業期間外は運休。天候により運休することがある
駐車場
山麓駅前に駐車場あり

往復料金は10月1日〜11月15日がおとな3,200円・こども2,100円、4月25日〜9月30日がおとな3,000円・こども1,900円。下山後に立ち寄った魚沼の里「そば屋 長森」(南魚沼市長森415-23)は月〜金・祝11:00〜15:00、土日11:00〜17:00、そばがなくなり次第終了

10月の上旬、妻の故郷である新潟県津南町へ。
一泊して、翌日は妻のお姉さん夫婦に南魚沼市まで連れて行ってもらいました。

向かったのは、八海山。
僕にとって八海山は、長いあいだ日本酒の銘柄の名前でした。
実際の山を見たことはなかったのです。

その八海山には、ロープウェーがあるのだそう。
麓から一気に、標高千メートルを超えるところまで登れるらしい。

この日は気持ちよく晴れていました。
山頂駅周辺からの眺めと、降りてから立ち寄った「魚沼の里」での昼ごはんまで、順に書いていきます。

八海山ロープウェーで、麓から山の上へ

八海山ロープウェーの車内から見下ろした山麓駅と駐車場の車列

八海山ロープウェーがあるのは、新潟県南魚沼市山口1610。
冬は「六日町 八海山スキー場」として営業している、その敷地の中にあります。

グリーンシーズンの営業は、2026年は4月25日から11月15日まで。
運行時間は8時から16時、下りの最終は16時30分です。

料金は時期で変わります。
10月1日から11月15日までは、往復がおとな3,200円、こども(小学生)2,100円。
9月30日まではおとな3,000円、こども1,900円でした。

ゴンドラに乗り込み、扉が閉まると、ゆっくりと動き出します。
窓の下に、停めてきた車と駐車場が広がっていく。

山麓駅の標高は376メートル。
ここから標高差771メートルを登っていきます。

高度が上がる、高所恐怖症でも怖くなかった

八海山ロープウェーから見下ろす杉林と山肌を縫う細い作業道

どんどんと高度が上がっていきます。
足元の杉林が小さくなり、山肌を縫う細い道が、糸のように細く見えてくる。

正直に言うと、僕は高所恐怖症です。
こういう乗り物は得意なほうではありません。

ただ、このロープウェーはあまり揺れませんでした。
大きく振られることがないので、思っていたよりずっと穏やかに、まっすぐ登っていきます。

おかげで、怖さよりも景色のほうに気を取られていました。

ゴンドラ前方の窓越しに見える支柱とロープ、遠くに広がる魚沼の山並み

前の窓からは、ロープと支柱が一直線に伸びているのが見えます。
その向こうに、山に囲まれた土地がうっすらと広がっている。

10月の上旬なので、木々はまだほとんど緑のまま。
それでも、空の青と山の緑のコントラストがはっきりしていて、十分すぎるほどきれいでした。

ギザギザとした岩峰、八ツ峰が見える

青空の下にギザギザとした岩峰が連なる八海山の八ツ峰

途中、進行方向の左手に、ごつごつとした稜線が現れます。
これが八海山の姿。

八海山は、ひとつのきれいな三角形をした山ではありません。
地蔵岳から大日岳にかけて、岩峰がぎざぎざと連なっていて、これを「八ツ峰」と呼ぶのだそう。

鎖場が連続する上級者向けのコースとして知られていて、最高峰の入道岳は標高1,778メートル。
眺めているだけでも、容易ではなさそうなのが伝わってきます。

酒の銘柄として覚えていた名前が、目の前でこんな形をしている。
それがなんだか不思議で、しばらく見入ってしまいました。

ロープウェーの窓越しに見える山の斜面と青空、奥に連なる八海山の稜線

それにしても、ロープウェイってすごい仕組みですよね。
こんな斜面を、たった数分で登ってしまう。

メンテナンスは大変なんだろうな、とも思います。
あの長いロープも、支柱も、誰かが点検しているわけで。

窓の外には、スキーやスノーボードのときに使うリフトも見えました。
雪があるから安心して乗れるのであって、雪のない今の季節に乗ったら、かなり怖そうです。

7分ほどで、山頂駅に到着

八海山ロープウェーの山頂駅に到着したゴンドラと眼下に広がる山並み

山麓駅から山頂駅までは、片道およそ7分。
あっという間でした。

降り立った山頂駅の標高は1,147メートル。

ホームの先は、もう遮るものがありません。
柵のすぐ向こうから、山が落ちていくように見えます。

山頂駅周辺からの眺めは、格別だった

八海山ロープウェーの山頂駅周辺から見下ろす魚沼盆地と幾重にも重なる山並み

山頂駅周辺からの眺めは格別でした。

下にいるときは、手前の山に遮られて、山あいの町はほとんど見えません。
けれどここからなら、はっきりと見える。

平野が広がり、その向こうに山並みが重なって、さらに奥にまた山がある。
濃い緑、薄い緑、青みがかった灰色と、奥に行くほど色が薄くなっていく。
層のようになっていて、見ていて飽きません。

八海山ロープウェーの山頂駅周辺から望む色づき始めた山々と谷あいの集落

山も、やっぱりきれいです。

高いところは、少し色付いてきていました。
緑のなかに、オレンジや黄色がぽつぽつと混じっている。

この一帯の紅葉は、例年10月中旬から11月上旬が見頃とのこと。
ナナカマドやカエデ、ブナが色づくそうなので、紅葉のシーズンはさぞ良いのだろうと思います。

山頂駅から5分ほど歩くと、八海山展望台があります。
360度のパノラマで、よく晴れた日には日本海や佐渡島まで見えるのだとか。

空にはパラグライダー

八海山の上空を飛ぶパラグライダーと遠くまで重なる山の稜線

ふと空を見上げると、パラグライダーが飛んでいました。

あの高さをゆっくり滑っていくのは、さぞ爽快なのでしょう。

ただ、僕は想像するだけでゾッとします(笑)
ロープウェーですら身構えていた人間には、なかなか遠い世界です。

しばらく景色を眺めて、少し歩いて展望台のほうまで行って。
それから、またゴンドラに乗って下山しました。

昼食は「魚沼の里」、そば屋 長森へ

魚沼の里にある古民家風のそば屋長森の外観と芝生に並ぶパラソル

降りてから、昼食をとろうと「魚沼の里」へ。

魚沼の里は、清酒「八海山」の蔵元である八海醸造が、南魚沼市長森で手がけている場所です。
酒蔵や菓子処、売店、食事処などが、広い敷地に点在しています。

とにかく全体が、とても綺麗。
空間を贅沢に使っていて、建物と建物のあいだを歩いているだけでも心地がいいのです。

向かったのは、そば屋 長森。
旧家の一部を移築したという古民家風の建物で、芝生の庭にパラソルが並んでいました。

そば屋長森の店内、太い梁が渡る高い天井と障子の明かり

店内も、広いです。

太い梁が渡された高い天井。
障子から入る光がやわらかくて、照明の灯りと混ざり合っています。

新しくて清潔なのに、きちんと落ち着く。
土間があり、囲炉裏のある板の間があり、奥には広い和室。
素敵な空間です。

野菜天せいろそばと、魚沼産コシヒカリのおにぎり

そば屋長森の野菜天せいろそばとおにぎり、二種類のそばつゆが並ぶ卓

僕が頼んだのは、野菜天せいろそばに、おにぎりを追加。
公式メニューでは、野菜天せいろそばは1,690円です(2026年10月19日確認)。

運ばれてきて、まず嬉しかったのが、そばつゆが二種類あること。
ここでは、かつお節と昆布でとった濃いめの江戸前つゆと、サバやうるめ、煮干し、椎茸などでだしをとった薄味の魚沼風のつゆから選べます。

出汁がしっかり立つほうと、醤油が立つほう。
この日は二種類のつゆでいただきました。

竹のせいろに盛られたそば屋長森の細くて角の立ったせいろそば

そばは、角の立った細めの麺。
長森は江戸前のそばを中心にしていて、そば粉は北海道産の「牡丹そば」と「キタワセ」を使っているのだそう。

仕込みの水には、八海山の麓に湧く「雷電様の清水」を使っているとのこと。
山の上から眺めてきたばかりなので、その水がここに流れてきているのかと思うと、一口目から少し気分が違います。

二種類のつゆで交互に食べると、同じそばでも印象が変わります。
濃いめのつゆだと、そばの香りがきりっと締まる。
薄味のつゆだと、だしの甘みがそばに寄り添ってくる。

天ぷらも美味しかったです。
衣は薄く、さくりと軽い。
そばと交互にいただきます。

海苔で包まれたそば屋長森の魚沼産コシヒカリのおにぎり

そして、おにぎり。

魚沼産コシヒカリです。
海苔で包まれた、おにぎり。

これが、最高に美味しい。
米の一粒一粒がしっかり立っていて、噛むと甘い。

そばと天ぷらとおにぎり。
炭水化物が重なっている自覚はありますが、後悔はまったくありません。

妻は、とりせいろそば

鶏肉とねぎが入った温かいつけ汁と冷たいそばのとりせいろそば

妻が頼んだのは、とりせいろそば。

温かいつけ汁に、鶏肉とねぎがたっぷり。
三つ葉の緑がのっています。

こちらも美味しいとのことでした。
冷たいそばを、熱いつけ汁にくぐらせて食べる。
涼しくなってきたこの時期には、ちょうど良さそうです。

土産を買いすぎてしまう

魚沼の里の千年こうじやで購入した土産の紙袋や包み

食後は、敷地のなかを少し歩きました。

雑貨の店があり、発酵食品を扱う店があり。
八海醸造が手がける「千年こうじや」は、米と麹と発酵をテーマにした売店で、ここで土産をたくさん買ってしまいました。

帰りの車に積み込みながら、少し笑ってしまうくらいの量。
まあ、こういう買い物は後悔しないものです。

ほかにも気になる飲食店がいくつもありました。
ビールの醸造所、雪室、食堂。
一日では全然まわりきれません。

次に来るときは、昼ごはんの店を変えてみたいと思います。

八海山ロープウェーと魚沼の里の実用情報

来訪前に確認しておきたい情報をまとめます(2026年10月19日時点)。

八海山ロープウェー

  • 所在地:新潟県南魚沼市山口1610(六日町 八海山スキー場内)
  • 2026年のグリーンシーズン営業期間:4月25日〜11月15日
  • 運行時間:8:00〜16:00(下り最終 16:30)
  • 所要時間:片道およそ7分
  • 標高:山麓駅376メートル、山頂駅1,147メートル(標高差771メートル)
  • 料金(10月1日〜11月15日):往復 おとな3,200円/こども(小学生)2,100円、片道 おとな2,100円/こども1,400円
  • 料金(4月25日〜9月30日):往復 おとな3,000円/こども1,900円、片道 おとな1,900円/こども1,200円
  • 山頂駅から徒歩5分ほどで八海山展望台。
    360度のパノラマで、晴れた日には日本海や佐渡島も
  • 紅葉の見頃は例年10月中旬〜11月上旬

魚沼の里・そば屋 長森

  • 魚沼の里:新潟県南魚沼市長森。
    八海醸造が手がける施設で、酒蔵、菓子処、売店、食事処などが点在
  • そば屋 長森:新潟県南魚沼市長森415-23
  • 営業時間:月〜金・祝 11:00〜15:00、土日 11:00〜17:00(そばがなくなり次第終了)
  • 定休日:なし(元旦のみ休み)
  • そばつゆは、かつお節と昆布の濃いめの江戸前つゆと、サバ・うるめ・煮干し・椎茸などでだしをとった薄味の魚沼風つゆの2種類

営業時間や料金、営業期間は変わることがあります。
ロープウェーは天候によって運休することもあるため、出かける前に最新の情報を確認しておくと安心です。

酒の名前が、山の形になった日

八海山という名前は、僕にとってずっと酒のラベルの文字でした。

それが、ギザギザとした岩の連なりとして目の前に現れて、その麓に湧いた水でそばが打たれている。
ひとつながりになった感じがして、不思議と満足感のある一日でした。

快晴の空、層になって遠ざかる山並み、二種類のつゆ、おにぎり。
妻のお姉さん夫婦に連れて行ってもらわなければ、たぶん知らないままだった場所です。

木々が色づく季節なら、また違う景色が見られるはず。
次は紅葉の時期に、もう一度あのゴンドラに乗ってみたいと思います。

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