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ひたすら歩き回ったアメリカニューヨーク・マンハッタンでの4日間【旅行記前編】

ひたすら歩き回ったアメリカニューヨーク・マンハッタンでの4日間【旅行記前編】 旅行記
旅行記アメリカ
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もう10年近く前のことになるが、あるギャラリーでのグループ展に作品を展示することになり、僕はアメリカニューヨークを訪れていた。
そのオープニングパーティーに招待されていたため、旅行を兼ねてパーティーの2日前にNYに入った。

滞在期間は4日間

初日、午前中にNYに着いた僕は展示会場のギャラリーへ向かった。

ギャラリーでは既に展示の準備ができており、後はオープンの日を待つばかり、という感じだった。
オーナーやキュレーターに挨拶し、パーティーを楽しみにしている旨を伝えてギャラリーを後にした。

外に出ると真昼間。

パーティー以外に僕にはスケジュールがない。
旅のプランも考えていなかったので、僕は宿泊する場所から探すことにした。

人生2度目のニューヨーク

NYを訪れたのはそのときが2度目だった。

最初に訪れたのは僕がまだ高校生の頃だ。
叔父がNYに一週間の出張をする際に、僕を一緒に連れて行ってくれたのだ。

一緒に行ったものの、叔父は日中仕事だったため、明るいうちは一人で街を巡った。

そのときが初めての海外旅行だった僕は、NYの匂い・音・景色すべてが新鮮で興奮していた
片言の英語でハンバーガーを買っては頬張りながら街中を歩き、日本では感じられない雰囲気を体全体で楽しんだ。

その経験がきっかけとなり、高校卒業後にアメリカへと留学したのだ。
そのくらい、初めてのNYの印象は強烈だった。

あの時と今では受ける感覚は違うだろうか

初めて訪れたときと同じように、行き先を決めずに街を歩き回ることにしよう。
そう決めた。

自分の感覚を確認する旅である。

NYの街を行き先を決めずに歩く

感覚を確認すると言っても簡単なことだ。
ただただ、歩くだけである。

金が無いからショッピングはできないし(金があったとしてもあまり好まないが)、美術館なんかは最後にざっと周ればいい。
僕は作品を見るのにあまり時間をかけたり、喋ったりしないほうなのだ。

寝る場所が無いのは困るので、ユースホステルを見つけて3泊予約した。

ホテルが決まれば、荷物を置いて歩くだけだ。

ひたすら歩き回ったアメリカニューヨーク・マンハッタンでの4日間【旅行記前編】

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NY(マンハッタン)の街はシュッとしていて、そしてテカテカしている。

いかにもな『都会』。
建物が、広告が、都会であることを、豊かな街であることを、自らアピールしているような。そんなパワーが見えるような。

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作られた、感覚だ。
街にあるものが、都会であるNYを作り上げている。
作られた街の中で、人々はその装飾をフルに活かして生きている。

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NYの人は、クレバーでユニークな印象がある。
街の魅力を自身の魅力とし、そのうえで自分の個性を加えた生き方。

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あくまで個人的で表面的な印象だが。

とはいえその印象は街の中心部だけで、少し離れるとイメージがガラッと変わる。
高校時代に来た時は、知り合いがいたのでQueensに訪れたが、マンハッタンとは異なり静かで住みやすそうな街だった。

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タイムズスクエア周辺は、毎日が祭りのように人が集まる。

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歩くならセントラルパークは外せない。
以前来た時は、ジョギングをする人すらかっこよく見えたものだ。

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ニューヨークの摩天楼。

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自由の女神も拝んで。

以前訪れたときとの違いは、僕の経験の中にアメリカ留学やベルリンでの暮らしが加わったことだ。
初めての海外で比べるものが日本しかなく、直球で入ってきた以前の感覚とは違い、今得る感覚は経験のフィルターを通されて歪んで入ってくる。

時にはその歪みが良い作用をもたらすこともあるわけだが、ああ何か淋しいような気がする、と冷静に街を眺めている自分を冷めた目で見つめざるをえない自分がいた。
それくらい、明らかに以前この街をワクワクしながら歩いていた僕が感じていた空気と、今僕が感じている空気は違う。

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そう思いながら、それでも確かめるように、僕は歩き回った。

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何かないか。

何かないか。

見つけるのは自分自身。
楽しいと思うも、つまらないと思うも、自分。

自分の感覚。

結果的に、NYの街は歩いていて面白かった。
だが、決して好きにはならなかった。

僕はアメリカは面白い国だとは思うのだが、心から好きになることはできないのだ。
これは政治とかは全く関係なくて、あくまで感覚的な、好みの問題だ。

人・街・文化、アメリカのそれはぶっちぎりで面白いが、好きじゃない。

NYも同じで、好きじゃなかった。
けど、面白かった。

でもこれはNYでもマンハッタンの印象であって、クイーンズやブルックリンは、好きなほうだと思う。

ユースホステルも面白いがしんどいのだ

宿泊したユースホステルも同様で、面白いのだがしんどかった。
いろいろな国のいろいろな性格の人間が同じ部屋に泊まるので、それはもうそれだけで楽しい。

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それぞれにそれこそ様々な『癖(へき)』があり、他人と癖との狭間で人は揺れるのである。
どこまで癖を出していいものか。

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前述の通りユースホステルにはいろいろな国柄の人間が集まるが、振舞い方はそのホテルがある国の文化に紐づくと思う。
僕が宿泊した部屋にはアメリカ人はおらず皆旅人だったのだが、振る舞いは皆アメリカのそれに近かった。

僕は極度に日本人体質だ。
周りに配慮がないと、疲れてしまう。

ドイツではまったくもって大丈夫だったユースホステル暮らしも、アメリカではきつかった。
話したり、夕飯を共にしたりと、一緒にいる時間は楽しいものだったが、『生活』となると厳しかった。

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エンドレスで寝返りしまくってギシギシ軋ませている二段ベッドの上の太ったオーストラリア人の男の動きを毎夜凝視する日々。

グルメは旅の楽しみのひとつ

旅と言えばグルメだ。

その土地によって名物はあるし、それぞれの国や地域の生活に根付いた食事は魅力的なものである。

カリフォルニア留学時代はアメリカの飯の不味さに辟易としたが、NYには各国のグルメが集まっており、以前訪れた時は、中華やフレンチ、オイスターバーでの食事を楽しんだ。

しかし、この時は違った。

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こんな容器に入ったものばかり食べていた。

開けてみよう。

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ライスの上にハンバーグを細かくちぎったものが乗っているもの。
いわば『』だ。

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気に入ったのは、グランド・セントラル駅。

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うまい中華もどきを出す店があった。

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これまた同じ容器に入っているチャーハンとスナップルの組み合わせが完璧すぎて、毎日通った。

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たまにはレストランで食事をしようと探してみても、気付けばチャイニーズレストランに入り、チャーハンと青島ビール。

そうだ。
僕はNYに行った4日間、ライスを食い続けた。

すぐに日本に帰るのに、である。

こうやって書くと、楽しんでいるのか疑わしい感じではあるが、だらっとまったりと、心から楽しんでいた。
何も決めずに、「せっかく来たのに」なんて欲張らずに、やりたいようにする旅が僕は結局好きなのだろう。

さて、だらっとしつつも、目的は果たさなくてはならない。
次は、展示である。

 

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ひたすら歩き回ったアメリカニューヨーク・マンハッタンでの4日間【旅行記前編】
ニューヨークが教えてくれた “私だけ”の英語 “あなたの英語”だから、価値がある

コメント

  1. URURUNDO より:

    読者登録していただきありがとうございました。
    とてもマイナーなブログです。
    私もishikawaさんの110人目の読者になりました。
    末永くお付き合い頂ければ嬉しいです。
    今までのブログを楽しみに少しずつ読んでいきたいと思います。

  2. islog より:

    ururundoさん
    コメントありがとうございます。
    ururundoさんの写真と文章、素敵です。
    僕もこれまでの記事を少しずつ読ませていただいています。
    今後ともよろしくお願い致しますっ。

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