神聖な場へ…沖縄の聖地『斎場御嶽』世界遺産を訪れる【沖縄旅行】

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沖縄にある世界文化遺産「斎場御嶽(せーふぁうたき)」。
“琉球開びゃく伝説にもあらわれる琉球王国最高の聖地”といわれる斎場御嶽は、静謐な雰囲気が漂う祈りの場。

もともとは男子禁制の場であったその聖地に、今回の旅ではお邪魔させていただきました。2000年に世界遺産に登録されてからは訪れる人が増え続けているそうですが、僕は訪れた日は梅雨の雨が降っていたことであまり人はいませんでした。
雨に降られながら、神聖な空気に包まれる時間をゆっくりと過ごすことができました。

琉球王国の創世神「アマミキヨ」が作ったといわれる斎場御嶽(せーふぁうたき)へ

ガンガラーの谷を訪れたあと、妻と僕はレンタカーで斎場御嶽に向かいました。

ガンガラーの谷-元鍾乳洞の森を巡るパワースポットツアー【沖縄旅行】

斎場御嶽は沖縄本島の南東、南城市知念字久手堅にあります。ガンガラーの谷からは20分ほどで到着しました。

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斎場御嶽の入り口から400mほど離れた、南城市地域物産館前が駐車場になっています。チケットもこちらで購入します。300円。

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南城市地域物産館を後にし、知念郵便局のある角を右手に行けば斎場御嶽です。

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斎場御嶽へとまっすぐに進んでいきます。

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斎場御嶽までの道には飲食店などがあります。雨が降っているのもあってか、この日は閑散としていました。

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5分ほど歩くと、斎場御嶽への入り口である緑の館があります。チケットを渡し、中へ。

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係員の方に斎場御嶽での注意事項を伝える映像を見るようにと部屋に案内されます。
内容としては、

  • 聖地は祈りの場だということを忘れないこと
  • 聖地内にあるものを持ち出さないこと
  • 香炉に触れないこと
  • 祈りを捧げる人がいたら邪魔をしないこと

など。
映像が終わったら出発です。気を引き締めて参りましょう。

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いよいよ、斎場御嶽(せーふぁうたき)に入ります。

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雨の影響もあってか一気に強くなる、土や緑の匂い。生命力にあふれている場である雰囲気を感じます。

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自然の匂いを深呼吸して体内にいれながら歩きます。
ちなみに斎場御嶽内は滑りやすい箇所がありますので、歩きやすい靴で行ったほうが良いです。

御門口(ウジョウグチ)

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まず最初に現れるのは御門口(ウジョウグチ)という御嶽内へ入る参道の入り口。神社でいうところの拝殿にあたるそうです。
右側に六つの香炉が置かれているのは、内部にある拝所の数を示しているとのこと。

おじぎをし、自己紹介を念じ、中へと進みます。

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参道の両側には活き活きとした木々が茂っています。そのなかを、自分の身体を自然に調和させていくようにゆっくりと歩きます。

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生命力に満ち溢れた植物。挨拶をしつつ、奥へ。

大庫理(ウフグーイ)

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御門口(ウジョウグチ)から参道を進んでいくと最初に現れるのが大庫理(ウフグーイ)という拝所。岩の下に並んでいるのが香炉です。首里城正殿の2階も大庫理と呼ばれています。
「最も名高い神女」という意味の聞得大君(きこえおおきみ)の「お名付け(霊威づけ)」儀礼がこの場所でとり行われたそうです。
手前には祈りの場(ウナー)があります。神女たちが聞得大君を祝福し、琉球王国の繁栄を祈った場所。

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力強い雰囲気を強く感じる場所でした。元々男子禁制の場であったのですものね。足を踏み入れることの許しを念じ、先へと進みます。

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次に目指すは寄満(ユインチ)です。

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途中に砲弾池というものがありました。艦砲射撃でできた穴に水がたまってできた池です。
昭和20年3月24日に、斎場御嶽がある知念地区一帯はアメリカ軍の激しい艦砲射撃を受けました。その際、斎場御巌にも砲弾が落ちたそうです。

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当初は深さ3メートルあったそうですが、今は落ち葉や流れてきた土砂に埋もれて深さ浅くなっているようです。

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沖縄ではこういった戦争の爪痕をよく見かけます。自然の恵みを受けながらこの場に立てていることに改めて感謝し、進みます。

寄満(ユインチ)

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大庫理(ウフグーイ)の岩の反対側に寄満(ユインチ)はあります。
寄満とは首里城内にある建物の名前で、国王のために食事を作る厨房を指します。当時は、この場所には国内外から海の幸や山の幸が集まりまったそうです。
そのことから、「豊穣の寄り満つる所」と理解されていったといわれています。

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この場所は森もだいぶ深く感じます。
海の幸や山の幸が集まったその光景はどのようなものだったのでしょうか。物思いに耽る、時間。

シキヨダユルとアマダユルの壺

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三庫理(さんぐーい)の手前に、シキヨダユルとアマダユルの壺があります。二本の鍾乳石から滴り落ちる神聖な水を受けるための壺です。
奥にある壺がシキヨダユルアマガヌビーと呼ばれ、聞得大君の御水撫での儀式(ウビナディー)に、手前にある壺がアマダユルアシカヌビーと呼ばれ、中城御殿(首里城の王子)御水撫での儀式に使われたそうです。

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上を見上げると聖なる水が滴り落ちるといわれる二本の鍾乳石があります。

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水が落ちるのを眺めていると心が穏やかになっていくように感じます。

三庫理(さんぐーい)

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最後の拝所が三庫理(さんぐーい)。
入り口には大きな二つの岩がバランスを取って寄り添い、その間にできた三角形の空間の奥に三庫理があります。

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三角形の空間に入ってみると、奥から光が射し込んでいて美しく、透き通るような独特の雰囲気があります。

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三角形の空間を抜けるとさほど広くない空間があり、そこに三庫理があります。御嶽の最も奥にあるこの場所には金製の勾玉などが鎮められていたそうです。

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向かって左手には久高島遥拝所があります。太陽のあがる方向にある久高島は、東方楽土ニライカナイへの「お通し(遥拝)」所として沖縄各地で崇拝されています。

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向かって右手にはチョウノハナ。こちらに並んでいる香炉は聞得大君と関係があると言われているとのこと。

こちらで斎場御嶽の拝所巡りは終わりとなります。

5つの拝所を周りましたが、もうひとつ、ウローカーという拝所があるそうです。現在参道が崩壊したとのことで立入禁止となっていますが、本来はウローカーで水を浴びて清めてから斎場御嶽に入っていたそうです。

  • 大庫理(ウフグーイ)
  • 寄満(ユインチ)
  • 三庫理(サングーイ)

上記3箇所は首里城内にも同じ名前の場所があります。当時の斎場御嶽と首里城との関わりの深さが表されているといわれる大変興味深いものです。

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斎場御嶽にいる間、雨がずっと降り続いていたのですが、雨に濡れながら聖地を歩いていると心身が浄化されるようでした。
神聖な空気に包まれた貴重な時間。身を置かせていただいたことを感謝し、斎場御嶽を後にしました。

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筆者について

筆者について


1982年、東京下町生まれ。
高校卒業後、アメリカへ留学。その後、「アートが根付いた国では絵だけで食えるのか」を確認するため、ドイツベルリンにてアート活動をおこなう。

日本に戻ってからは、コーディング・オーサリング・プログラミングなんかを経て、ウェブディレクターを肩書きにしておりました。現在は独立し、ブログやサイトの運用を軸に、ウェブサイトの企画提案からデザイン・構築まで手広く活動しております。何でも屋です。

isLog〜イズログ〜では『日々生きること自体が旅』をモットーに、日々の旅を中心に綴っています。

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コメント

  1. kame710 より:

    こんばんわ。
    「斎場御嶽(せーふぁうたき)」。「ガンガーラの谷」もそうですが、私は全然知りませんでした。
    すごいですね。
    読ませていただき、神聖な何かを写真を通して強く感じさせられました。
    ぜひとも訪ねてみたいです。
    貴重なお話。ありがとうございます。

  2. islog より:

    id:kame710 さん
    こんばんは。
    僕も沖縄に行くにあたり調べるまではまったく知りませんでした。
    斎場御嶽の空気は間違いなく神聖なものでした。沖縄に行かれることがあれば是非とも訪れていただきたい場所です。

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