瓶の中の小さな世界!かわいくおしゃれな苔テラリウムの作り方

苔が好きでして。地面に生えていてもあまり気に留めることもない、いわゆる雑草ですが、よーく見てみるとこれがまあ綺麗なのです。

その苔を家の中に持ち込んで眺めるのに向いているのが、苔テラリウム。密閉した瓶の中が自然空間のようになりほとんど手間がかからずに管理できるので、室内で鑑賞するのに便利なのです。
今回はその苔テラリウムの作り方についてまとめてみます。

気になった苔を部屋に持ち込み鑑賞してみよう

僕が苔を好きになったのは、雑草に興味を持ったからでした。厳密には、小さい頃から苔を取ってきて部屋で育てようとしたりしていたのですが、より魅力を感じるようになったのは割合最近です。

「雑草という名前の草はない」 セメントプランターに植えた道端の植物

普段は気にも留めなかった雑草を生活空間に持ち込んでみたらどうかしら。
大勢の中から独立させることで、より雑草の美しさに気付くことができないかしら。

そんな気持ちでセメントプランターに雑草を植えて鑑賞していたのですが、途中から苔の魅力にハマりまして。そんな時に苔テラリウムの存在を知ったのでした。

テラリウムは、19世紀のロンドンで生まれた植物や小動物をガラス容器などで飼育・栽培する技術。苔の場合、密閉した瓶の中で苔が透明のガラス越しに日光を受け光合成をし、苔の呼吸で自然に循環してくれるようになります。

手間が少なく、水や土で汚すことのできない部屋の中でも楽しめるのがテラリウム。

苔テラリウムの作り方

では実際に苔テラリウムを作るとこまでの手順をまとめてみます。
本やネットで調べると使用する砂や材料が変わったりします。ここでの手順は、僕が色々試してみて、現時点で一番苔の状態が安定している内容になります。

準備する材料

僕が良く利用する苔テラリウムの材料です。

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容器はガラス容器で密閉できるもの。コルク栓のものがインテリアとしても可愛く見えるので愛用しています。テラリウムではないですが、今回は小さなフライパン型のお皿にも植えてみます。
どちらも100円ショップなんかの安価なものでOK。

電球なんかで作っても面白いです。発想次第で、色々なものを容器にできますね。

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苔の緑が映えるので、砂は白いものを好んで使っています。写真のものは天然ゼオライトのレインボーサンド。

保水性・通気性が良く、水を浄化してくれるのでテラリウムと相性がいいです。

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他にはハイドロボールなんかもいいですね。茶系と合わせたければこちらでもありです。

僕はレインボーサンドを愛用していますが、苔テラリウム用のソイルも売っていたりするのでそちらでも良いと思います。

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砂以外には、水を綺麗にするために水の浄化作用に優れた炭やスーパーミリオンAを入れます。
調子が良くなるので僕は必ず追加するのですが、レインボーサンドのみでも割合しっかりと安定しているものもあるので色々試してみるのが良いかと思います。

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さて、材料が準備できればあとは苔テラリウムを作るだけですが、いくつか道具が必要になります。と言っても、僕は専門の道具は一切持っていません。ピンセットやスポイトは必須ですが、それ以外はあるものでなんとかなりますよ。

砂を敷いて苔を植える

材料が揃ったら砂を敷いていきます。

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まずはスーパーミリオンAを敷いていきます。

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その後に炭を敷きまして……。

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次に砂を敷いていきます。
漏斗(ろうと)があるとこぼさずに瓶の中に入れることができます。僕は電子部品が入っていたプラスチックのパッケージを使って作りました。

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砂を敷くことができたら、霧吹きかスポイトで水を染み込ませます。砂の色が変わる程度で良く、水が底に溜まるようだと水が多すぎます。様子を見ながら少しずつ水を含ませます。

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ここまでできれば、あとは苔を植えるだけ。

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苔は庭から取ってきてみました。苔の種類によって、好む光量などが異なりますが、そのあたりは試しつつ、気になる方は専門書を見てみてください。

表面についた砂を払い、間から生えている雑草は取り除きます。茶色くなっている部分があったらトリミングして整えます。

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土の上に群生していた場合は土がついていますので、できる限りハサミなどで切って落とします。

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土を落として苔が綺麗になったら、瓶の中に入れていきます。

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入れてすぐは砂から浮いていて構いません。

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砂の上にまんべんなく敷いていきます。複数の種類の苔を植える場合は、完成形をイメージしつつレイアウトしましょう。

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苔を敷くことができたら、砂に密着するように苔を植えていきます。専用の道具も売っているのですが、爪楊枝でも代用できます。

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植え込んでいくと、苔と砂がぴったりと落ち着きます。この時点でガラス面にゴミが付いていたら拭き取ってあげましょう。綿棒が便利ですよ。

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苔に水を与えるため、霧吹きを瓶の中にひと吹きします。

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最後に蓋をしたら完成。
しっかりと植え込まれていれば、この時点で瓶を横にしても崩れることはありません。

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小皿のほうにも同様に植えていきます。こちらは瓶の中に密閉するわけではないので、雑草もそのまま植えてみます。

以上が苔テラリウム完成までの手順でした。

苔テラリウムを鑑賞しよう

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完成した苔テラリウムと苔盆もどきがこちら。部屋の中でも結構おしゃれに見えますよ。

僕は苔のそのままの美しさを眺めたいので入れませんが、小さなフィギュアなんかを入れて好みの世界を作り上げる方もいます。

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小さな瓶の中の自然環境。
管理は簡単で、2〜3週間に一度霧吹きで水を与えるだけ。置く場所は直射日光のところは避け、カーテン越しなどの柔らかい光が当たるところが良いです。

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蓋をあけて上から見ると、まるで小さな森のようですね。水をあげる時にだけ蓋を開けるので、普段はあまり見れない光景なのですけどね。

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苔盆もどきのほうはこのような感じです。かわいらしいかしら。

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こちらはテラリウムと異なり、毎日水を与えなくてはいけません。手間を考えると、テラリウムのほうが簡単でいいですね。

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結構ハマっておりまして、色々な苔をテラリウムにしています。試行錯誤ありますが、大体2〜3ヶ月経っても元気なものが多いですよ。

まとめ

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苔テラリウムは、管理が簡単なので手間がかからないのと、栽培が比較的容易なところが良いところだと思います。

普段は気にも留めなかった苔でも、生活空間に持ち込んで観察してみるとその美しさに気付いたりするもの。家の中を汚すことなく楽しめるので、興味がありましたらお試しください。小さな世界を眺めるのは、楽しいですよ。

筆者について

筆者について


1982年、東京下町生まれ。
高校卒業後、アメリカへ留学。その後、「アートが根付いた国では絵だけで食えるのか」を確認するため、ドイツベルリンにてアート活動をおこなう。

日本に戻ってからは、コーディング・オーサリング・プログラミングなんかを経て、ウェブディレクターを肩書きにしておりました。現在は独立し、ブログやサイトの運用を軸に、ウェブサイトの企画提案からデザイン・構築まで手広く活動しております。何でも屋です。

isLog〜イズログ〜では『日々生きること自体が旅』をモットーに、日々の旅を中心に綴っています。

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コメント

  1. kame710 より:

    こんにちわ。
    ほんとうにステキですね。
    いつか何かの市で、それは確か「苔玉」だったと思うのですが、たくさんつり下げられていました。こじんまりとした緑が風情たっぷりで、盆栽などとはまた違っていいものだなあと眺めていました。
    「苔テラリウム」というのですね。
    つくってみようと思ったときは必ずきょうのishikawaさんの記事の「ご指導」を受けます。

  2. islog より:

    id:kame710 さん
    おはようございます。
    苔玉も綺麗ですよね。苔は華やかな観賞植物とは違い、控えめですがかわいらしい魅力があったりします。
    雑草を眺めるようになってから、より苔の魅力にとりつかれました。脇役を主役にするのも良いものです。

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