九份散策 – 中心部を離れ夕日と灯る街の灯りが織りなす絶景を堪能

台湾旅の途中、人気観光地である九份を訪れていた妻と僕。

店が所狭しと並んだ通り、赤提灯の灯ったノスタルジックな雰囲気。ガイドブックなどで目にしていたとおり、九份は美しい場所でした。
しかしながら、今回の九份での旅でもっとも印象に残ったのは、メインの観光スポットから離れた場所で見た風景でした。ひっそりと佇む藝術走廊、不思議な外観の樹窟奇木樓、夕日が山や街に沈みゆく景色、どれも印象深く目に焼き付いています。
それから出会い。ふらふらと目的地も決めずに歩くなかで嬉しい巡り会いもありました。

人が集まるところから少し離れてみると、美しい景色や面白い体験が転がっていたりするんだ。

九份のメイン観光スポットから離れ周辺を散策

阿柑姨芋圓で芋団子スイーツ『芋圓』を堪能したあとのこと。

絶品ひんやり芋団子スイーツ!九份の街を一望できる阿柑姨芋圓

冷たく甘いものを口にして体力が回復した僕らは、九份のメイン観光スポットの周辺を散策してみることにしました。

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一度基山街に戻り、店が密集するエリアを道なりに進んでいきます。

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店がなくなってくると、行き交う観光客も途端に減っていきます。人が少ないのでゆっくりと景色を堪能できますね。きれいー。
それまでは人混みのなかを歩いていたので、妙にホッとした気持ちになります。

藝術走廊と不思議な外観の樹窟奇木樓

ゆっくりと景色を眺めていると、近くの高台に不思議な外観の建物があることに気付きました。

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気になる建物の隣には、寺もあるようですね。興味が湧いたので歩いていってみることにします。

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先ほどの建物があった方角に向かうと、藝術走廊という看板が掲げられた細い道が現れました。文字から想像すると、アートギャラリーが並ぶ通りといったところかしら。
なかなか味のある雰囲気に、まばらに歩く観光客が入り口に立って記念撮影をしています。とはいえ、道が薄暗いのもあってか、道に入っていく人はいません。こういうところこそ、面白いと思うのだけどー。

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藝術走廊に入っていくと、一軒ギャラリーがありました。写真を展示しているギャラリーで、奥にはアーティストと思わしき人もいました。なかには入らず前を通っただけだったのですが、このアーティストとは数時間後に偶然に出会うこととなります。

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家の壁には絵が描かれていたりと、藝術走廊の周辺にはアーティスティックな雰囲気があります。

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いちいち絵になる景色が多い場所。決して整備されて綺麗なわけではないのだけど、時間の経過が美しく表現されていると思う。

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藝術走廊から1〜2分歩いていくと、お寺にたどり着きました。旅の安全を祈願して手を合わせ、隣を見ると……。

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あったあった、気になっていた建物。近くで見ると、なおのこと気になる佇まいです。しっかし、どうやってできているんだろ。建物自体がアート作品なのかしら。

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あとから調べたところ、樹窟奇木樓というお店だそうです。お茶ができるのだとか。

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手作りで徐々に付け足して今の形になりました、って言わんばかりの構造。

九份「阿妹茶酒館」絶景を眺めながらいただくお茶は格別!

阿妹茶酒館でお茶をしていたのでどのみち飲めなかったとは思うのですが、それでも寄ってみたかったなぁ。

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こりゃ夜もなかなかの雰囲気でしょう。人もこちらのほうが少ないでしょうし、次回訪れた際には阿妹茶酒館ではなくこちらでお茶してみようと思っています。

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藝術走廊・樹窟奇木樓周辺を散策したあとは、さらに観光の中心部から離れて歩いてみることにしました。猫が見送ってくれましたよ。かわええのう。

豎崎路の階段を上りきったところから廟中廟方面へ

阿妹茶酒館のある豎崎路の階段を上り、小学校のある突き当たりを左に歩いていくと急な斜面に民家が建ち並ぶエリアに入っていきます。

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なんとも魅力的な景色が広がっているのですよ。日本じゃ見たことのない風景に、自然と先へ先へと進んでいました。
こっちまでくると、住民の方が歩いているくらいで観光客はいません。

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傾斜が強い斜面に家が建てられているので、アップダウンが激しい上に、複雑に道が入り組んでいるのでまるで迷路。映画のなかに身を置いているような気分になります。

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階段を上り下りして右往左往しつつも、10分強ほど歩くと高台まで辿り着くことができました。
高い場所から見渡せるので、これまでに九份で眺めたどの景色よりも広々とした美しい景観。

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メイン観光スポットから歩いていき高台を上ると、瑞雙公路という道が通っています。その道沿いには寺の建物がいくつか建っているのですが、朱色の寺と夕日の組み合わせは相性が良く素敵。

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瑞雙公路を渡り、高台を挟んでメイン観光スポットの反対側を眺めてみると、山が深くなっており木々が鬱蒼と茂っていました。建物が多く建っていると忘れがちですが、ここが山の中だということを実感します。

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瑞雙公路沿いにある福山宮の廟中廟。古い祠の外側に新しい祠を建てた珍しい構造の建築物なのだとか。人が少なくゆっくり参拝できるので、人混みに疲れたら訪れてみるのも良いかと。

嬉しい再会!地元のカメラマン達に混ざって夕日を眺める

再度、瑞雙公路を九份の観光スポット方面に渡り、先ほど夕日を眺めた場所に戻ります。

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だいぶ夕日も沈んできており、徐々に夜へと変わっていく、そんな雰囲気と匂い。んー、山の上にいるので風が通ってとても心地がいい。

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周りを見てみると、地元の方々が夕日に向けてカメラを構えています。

雨天晴民宿というB&Bのすぐ近くの場所でした。ホテルの目の前からこんな美しい景色が見れるのなら、次回来ることがあればこの辺りに泊まるのもいいなぁ。

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カメラマンが集まっているのでここからの景色は良いだろうと、しれっとその中に混ざって夕日が沈んでいくのを眺めていると、カメラマンの一人、年配の男性が話しかけてきました。「Are you Japanese?」

珍しく英語が流暢な方だったのでしばらく話していたのですが、九份のメイン観光スポットから歩いてきたことを伝えると、「知っているよ」と言います。

「???」。言っていることを僕が理解できずにいると、「さっき僕のギャラリーの前を通ったでしょう」と彼。ああ、藝術走廊の!

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彼は、記事の冒頭で触れた藝術走廊のギャラリーで展示しているカメラマンでした。なんという巡り会い。

僕はちらっと目が合ったのを覚えていたくらいで顔は覚えていませんでした。彼のほうが覚えていてくれたことでこうやって会話ができたのでした。藝術走廊を歩く観光客はあまりいなく、また、この辺りまで歩いてくる人も珍しいからすぐにわかったのだそうです。気付いてくれて、しかも声を掛けてくれてありがとう。

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この旅では行く先々で良い方に巡り会うことができ、その場面場面を彩ってくれました。多謝。観光名所を一目見るよりも、人と触れあうほうがやっぱり遥かに気持ち良くて心に響くもんだ。

彼の撮影した写真を見せてもらったり、彼の考える美しい景色についての持論を聞かせてもらったりしながら、沈んでいく夕日を眺めます。
夕日が光を弱めると反比例して徐々に灯っていく街の灯りと漁業船の灯り。なんと美しいことか。

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辺りがすっかり真っ暗になると皆散り散りに解散していきます。僕らも藝術走廊のカメラマンに挨拶をするとメイン観光エリアに戻ることにします。しばらく歩くと後ろから大きい声で道を教えてくれました。ありがとー。次に来た時はギャラリーに遊びに行くよ。

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途中、地元の人が利用しているのであろう店があったので、飲み物を買うことにしました。パンやスナック菓子、アイスに飲み物が売られているこじんまりとしたお店。
高地にあるこの土地では重宝されているのでしょう。

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夜になると街灯がまばらで真っ暗ですね。行きに道を覚えておかないと迷いそうです。すぐ近くでは人が溢れるほど集まっているとは思えない雰囲気。

こういうのが好きなんだ。人が集まるところから少し離れてみると、美しい景色や面白い体験が転がっていたりする。

まとめ

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九份の中心部に戻れば、途端に戻ってくる喧騒。賑やかさと静けさのコントラストが強く、夢のなかにいるような気持ちになります。

今回歩いたのは僕らの持っているガイドブックには載っていなかった場所。僕自身、あまりガイドブックを参考にせずにふらふらと気が向くままに歩き回るほうなのですが、九份はそういう気ままな散策をしても楽しいところだと思います。

次は高台のB&Bにでも宿泊して、辺りを歩き回りたい。もちろん、ギャラリーに顔を出してから。

 

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筆者について

筆者について


1982年、東京下町生まれ。
高校卒業後、アメリカへ留学。その後、「アートが根付いた国では絵だけで食えるのか」を確認するため、ドイツベルリンにてアート活動をおこなう。

日本に戻ってからは、コーディング・オーサリング・プログラミングなんかを経て、ウェブディレクターを肩書きにしておりました。現在は独立し、ブログやサイトの運用を軸に、ウェブサイトの企画提案からデザイン・構築まで手広く活動しております。何でも屋です。

isLog〜イズログ〜では『日々生きること自体が旅』をモットーに、日々の旅を中心に綴っています。

詳しいプロフィールはこちら


feedly

コメント

  1. kame710 より:

    こんにちわ。
    「観光名所を一目見るよりも、人と触れあうほうがやっぱり遥かに気持ち良くて心に響くもんだ」
    そのお気もち。とってもよくわかります。よかったですね。ステキなめぐりあいがあって。
    こんどの旅。いっぱいの思い出だらけですね。
    思い出すことが多いと、それだけ嬉しいです。幸せですね。

  2. islog より:

    id:kame710 さん
    こんにちは。
    ありがとうございます。そうですね、記憶に残るということはなにかしら気持ちに動きがあったということ。そんな体験ができて幸せです。
    今回の出会いは、相手に感謝しています。見てくれていてありがとうと。

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